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トイレ収納は住み始める前から!トイレを広く使う3つの収納アイデアをご紹介♪
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家の間取りを決める前の方

公開日:

2020.07.21

くっしー
この記事を書いたソムリエ
くっしー
収納専門メーカーで働きはじめ10数年。正直、片付けは苦手ですが、きれいな家をキープしやすい間取りや動線を日々考えています。仕事ではWEBコンテンツのディレクションやショールームなどを担当しています。みなさんの新しい生活の参考になる情報を発信していきます!

トイレは家の中でも小さな場所ですが、小さいからこそ収納をしっかり作りこんでおかないと、住み始めてからの使いやすさに大きな差が出てきます。
トイレにあれば便利なストックなどモノが不要なわけでもないので、住み始める前に考えておかないと、小さい場所をより小さく使ってしまうことになってしまいますよ。
この記事ではトイレを広く使う収納アイデアをご紹介しますので、参考になればうれしいです。

目次

    トイレの広さってどれくらいなの?

    トイレの広さってどれくらいか知っていますか?
    まずはトイレの広さを知るところから始めましょう。

    一般的なトイレの広さ

    戸建ての場合、約1畳(幅780mm×奥行1690mm)が一般的なトイレの広さですね。(マンションは戸建てよりも少し小さいので幅800mm×奥行1200mmくらい)
    家の建て方はある程度決まっているので、住宅会社に要望を出さない限りは1畳になることが多いです。
    とはいえ、1畳よりも広く取れる家の方が少ないと思うので、この1畳をいかにうまく使うかが勝負なんですね。
    ※家の建て方によって1畳のサイズが多少異なるので、実際のサイズは住宅会社への確認をおすすめします。

    トイレのベストな広さ

    1畳=ベストな広さと言えるかといえばそうではありません。
    トイレを見た目的にも機能的にもアップさせるためには、自分の理想に合ったベストな広さを知っておく必要があります。

    おしゃれな手洗いカウンター

    手洗いカウンターを取り付けると、見た目がおしゃれになるのはもちろん、カウンター下に十分な収納量が取れるようになります。
    そのために必要な広さは約1.5畳(幅1235mm×奥行1690mm)となります。

    老後も安心なバリアフリー対応

    老後や車椅子などバリアフリー対応にする場合は、最低でも約1.5畳(幅1200mm×奥行1700mm)は必要です。
    介助スペースを含めると、2畳(幅1690mm×奥行1690mm)の広さが必要になってきます。
    一般的な広さの2倍になるので、新築段階から確保するのが難しいですし、住み始めた段階では必要以上の広さと言えるかもしれません。
    将来的なリフォームでトイレを広くできるような間取りにしておくと良いですね。

    結局、ベストな広さはどのくらい?

    おすすめは1.5畳の広さを確保して、手洗いカウンター(たっぷり収納付き)を取り付けることですね。
    まず広いので圧迫感が全くありません。一般的な広さと比べると、たった+400mmくらいですが全然違います。
    加えて、手洗いカウンターを取り付けると、良い意味で普通ではないのでおしゃれだし、収納力もあります。
    さらに、将来的なリフォームでトイレを広くできるような間取りにしておくのが理想的ですね。

    1畳トイレの収納スペースはここ!トイレ使用に邪魔にならない場所を解説♪

    上で書いたようにベストなトイレの広さは1.5畳ですが、トイレを広くする=他のスペースが狭くなるとも言えます。
    実際にはやはり1畳のトイレが多いので、限られた空間をうまく使うことが大切になりますね。
    ここからは1畳のトイレに注目して、収納スペースを考えていきます。

    トイレ使用に必要なサイズを知ろう

    まずは、トイレを使用する際に必要なスペースを知ることが大切です。
    いくら収納スペースを作ったとしても、トイレ使用の邪魔になってしまっては意味がありませんよね。
    最低限必要なスペースはこのようになります。

    便器サイズ(タンクレス):幅400mm×奥行700mm×高さ500mm
    ※タンク付きの場合は、幅450mm×奥行800mm×高さ1000mm
    ※便器サイズはメーカーや商品によって異なるので、目安としてください。
    <幅>
    便器のメンテナンススペース:左右各150mm
    必要な幅=700mm(400+150+150)
    ※タンク付き:750mm
    <奥行>
    便器から正面壁までのスペース:400mm
    必要な奥行=1100mm(700+400)
    ※タンク付き:1200mm

    トイレの広さが1畳(780mm×1690mm)なので、上に書いた必要なスペースを除いた部分が収納に使えるスペースとなります。
    タンクレスかタンク付きかで変わりますが、幅方向で30~80mm、奥行方向で490~590mmが収納として使えるスペースです。
    トイレットペーパーの直径が110mmくらい(モノによって微妙に違う)なので、幅方向の収納は難しいと考えたほうがよさそうです。
    奥行方向は下の図のようにトイレの手前(A)や奥(B)が収納に使えるスペースとなりますね。
    また、天井近く(C)は収納として使えそうですが、圧迫感が出てしまうので収納スペースとしてはおすすめできません。

    ドア位置1:正面ドアの場合はここ

    出入口幅が最低600mmは必要なので、収納スペースとしては【上から見た図】のような2か所になります。
    ただし、出入り口側は手洗い器を設置することが多いので、手洗い器+配管スペース+収納となり、収納力は少なくなりがちです。
    【横から見た図】で書くと、窓の上下2か所が収納スペースになります。

    ドア位置2:側面ドアの場合はここ

    側面ドアの場合は、ドアの位置によって収納スペースが変わります。
    ここでは2つのドア位置でご紹介します。
    1つ目の場合、収納スペースはこのようになります。

    1つ目の場合は正面ドアの場合と同じ収納スペースになります。
    続いて2つ目の場合の収納スペースはこのようになります。
    違いは出入り口側の袖壁のあり・なしですね。

    この場合は【上から見た図】のようにトイレ前面の収納スペースが大きく取れるようになります。
    ただし、【横から見た図】ではトイレ背面の収納スペースが1カ所に減ってしまいます。
    トイレのドア位置や袖壁の有無で収納スペースが変わることに注意しておきましょう。

    ドアは開き戸、引き戸のどっちがいいの?

    トイレのドアを選ぶうえでのポイントを整理すると、このようになります。

    ・家族がいる場所の位置が近くて、音が気になる場合→開き戸
    ・他の人がいる場所の位置が離れていて、音が気にならない場合→引き戸でもOK
    ・バリアフリー対応にしたい場合→引き戸
    ・ドアを引き込むスペースが取れない場合→開き戸

    音が気になるけど引き戸にしたい場合は、ドアと壁との隙間が小さいものを選んだり、ホームセンターで購入できる隙間をふさぐパーツを取り付けると良いと思います。
    また、注意点として開き戸の場合は外開きにしておかないと、家族やお客さまがトイレで倒れた際にドアが開かなくなるので気をつけてください。
    最近は基本的に外開きのはずなので、あまり気にしなくても良いとは思いますけどね。

    トイレに必要な収納スペースはどれくらい?

    収納に使えるスペースが分かれば、次はどれだけの収納量が必要なのかを知る必要がありますね。
    ここからはより具体的に考えていきます。

    トイレに必要なモノの種類を把握しよう

    トイレに必要なモノはこのような感じですね。

    ・トイレットペーパー:1ロール
    ・予備のトイレットペーパー:12ロール
    ・生理用品:1セット
    ・汚物入れ:1個
    ・掃除ブラシ:1本
    ・洗剤:1本
    ・洗浄スプレー:1本
    ・掃除シート:1個
    ・詰め替え用掃除シート:1個
    ・芳香剤:1個
    ・消臭スプレー:1本

    トイレットペーパーは購入単位が12ロールなので、ストックも含めて収納できるのが理想ですね。
    そのほかにも生理用品や掃除道具など、書き出してみると意外と多くのモノが必要なことが分かります。

    トイレにモノを収納する2つのポイント

    続いて、トイレに収納するときのポイントを2つご紹介します。

    できるだけモノがないように見せる

    トイレはただでさえ小さな場所なので、上に書いているようなモノが見えると、ごちゃごちゃ感が出てしまって余計に窮屈に感じてしまいます。
    できるだけボックスやカゴに入れたり、扉で隠すなど、モノを見せないようにするとスッキリ感が出ますね。

    掃除しやすくするために床にモノを置かない

    床にモノを置いてしまうと、見た目が良いとは言えないし、掃除のたびにモノを動かさないといけないので、とても面倒です。
    上の写真のように比較すると、とても分かりやすいですね。
    面倒なので、結局動かさずに周りだけ掃除機をかけて終了!みたいなことありませんか?
    そんな状態を避けるためにも、床にモノを置かないようにしましょう。
    また、床にモノを置く・置かないで比較すると、掃除のしやすさだけじゃなくて、空間が広く感じることも良い点ですね。

    トイレットペーパーの収納場所はどこがベスト?

    ここからはモノごとにどこに置くのがベストか考えていきましょう。
    まずはトイレットペーパー。
    トイレに座った状態でトイレットペーパーがなくなった!なんて時に、手が届くところにストックがあれば、そんな時も安心ですね。
    ベストはトイレットペーパーホルダーを2つ設置することです。
    トイレットペーパーホルダーが1つでも、12ロール全てが手が届く範囲に必要なわけではないので、1~2個収納できれば、ストックは別の場所でも大丈夫です。
    下の図のようなトイレ前後の目線より上またはトイレ背面に分けて収納できれば良さそうです。

    生理用品の収納場所はどこがベスト?

    生理用品の収納はやはり女性に聞かないと分からない!ということで妻に聞いてみました。

    ・ナプキンはトイレに座った状態で手が届くところに収納したい。
    ・汚物入れは床に近いところに収納したい。
    ・ナプキンも汚物入れも隠して収納したい。

    ということで、生理用品は下の図のようなトイレから手の届く位置に収納できれば良さそうですが、見えないように手が届く位置に収納するのは工夫が必要になりますね。
    この解決案は記事の後半でご紹介します。

    掃除道具の収納場所はどこがベスト?

    掃除道具はトイレ使用中に必要なものではないので、手が届く位置でなくても良いですね。
    ただ、気持ち的に床に近い位置に隠して収納したいので、下の図のようなトイレ前後の床に近い位置に収納するのが良さそうです。

    芳香剤や消臭スプレーの収納場所はどこがベスト?

    芳香剤の効きをよくするためには、空気の流れに沿うように置く方が良いので、下の図のような収納や窓枠の上が良いと思います。
    消臭スプレーは見える位置に分かりやすく置いておくと、お客さまが使用したときにも安心ですね。
    芳香剤はおしゃれなデザインが多くなってきていますし、消臭スプレーはボトルカバー(100均で買える)を使えば見た目も悪くないですね。

    収納場所をまとめるとこんな感じ

    ここまでをまとめると上の図のようになります。ベストな位置に必要な収納スペースが取れるように収納プランをしっかり考えていきましょう。

    トイレ収納は住み始めてから買ってもいい?

    トイレの収納スペースに合ったものを住み始めてから購入しても問題はありません。
    最近はおしゃれで安価なものもたくさんあって、ネットや量販店でも購入できますね。
    ただ、そうなると床に置く収納しか選べないので、ベストな収納とは言い切れないかなと思います。
    やはり、トイレ収納は住み始める前に取り付けてほしいので、次からは具体的な収納アイデアをご紹介します。

     

    絶対に知っておくべきトイレ収納の3つのアイデア!

    ネットや市販家具などを購入しても悪くはありませんが、住み始める前に住宅会社に取り付けてもらう造り付け収納であれば、トイレが広く使える収納アイデアがあります。

    アイデア1:壁に埋め込んで手元にしっかりと収納を確保♪


    サニタ トイレ収納ボックスSタイプ

    壁に埋め込む収納なのでトイレ側に出っ張らずに収納スペースが確保でき、トイレを広く使えます。
    収納場所に悩んだ生理用品もこの収納を使えば大丈夫ですね。
    収納のサイズもバリエーションがありますし、扉の付いたところと、オープンなところがあるので、トイレットペーパーや掃除用品など収納するモノによって使い分けもできるので絶対にオススメです!
    住宅会社に取り付けてもらわないといけないので、住み始める前でないと難しいですがその価値はありますね。

    アイデア2:デッドスペースを使って効率的に収納しよう!

    窓と天井との間などの隙間(デッドスペース)はトイレ使用に邪魔にもならないし、収納スペースとして使わない手はありません!
    これから紹介するような収納は割と費用を抑えられるので、しっかりチェックしておきましょう。

    扉ありタイプ


    トイレ上部収納

    扉があるとトイレットペーパーのストックを収納するスペースとして理想的です。
    十分な収納量があるので、洗剤や芳香剤のストックも含めた収納スペースとしても使えますね。

    扉なしタイプ

    扉がなくても棚板が1枚あるだけでも収納としては十分ですね。
    ただ、ストック類は見せたくないはずなので、ボックスやカゴを使って収納するのがおすすめです。

    アイデア3:意外と知らない?!トイレ背面をうまく活用しよう

    トイレ背面に収納を設置すると、トイレを使う際に邪魔になるものがなくなるので、掃除もしやすくなりますね。

    トイレをもっとおしゃれに見せる3つのアイデア

    トイレは小さな場所ですが、その分、個性を出しやすい場所と言えます。すっきりした収納を手に入れた後は、トイレをもっとおしゃれにしましょう。
    友達の家やレストランのトイレに入ったときって、自分ひとりになるので、意外と細かいところまで見てしまいませんか?
    ここでご紹介するおしゃれアイデアを使えば、お客さまも良い印象を受けるはずです。

    アイデア1:壁を飾るとワンランク上の場所に


    壁に飾り付け

    上の写真のように、白い壁に飾り付けをしてあげると、ぐっとおしゃれになると思いませんか?
    ハードルが高いなーと感じても、100均グッズを使えば手軽に挑戦できるので、ぜひやってみてください。
    ちなみに上の写真もすべて100均グッズなんですよ!

    アイデア2:置くものに困ったときは万能なグリーン達を置こう

    窓枠や棚のちょっとした隙間に脇役として置いてもおしゃれだし、手洗いカウンターの上に置くと主役級にもなれるグリーン。
    困ったときの万能なアイテムと言えますね。
    手入れが苦手な方はフェイクグリーンを使うなど、バリエーションが多いのも使いやすいポイントですね。
    まずはグリーンから始めてみるのが良いかもしれません。

    アイデア3:壁紙やクッションフロアに個性を持たせよう

    おしゃれだから使ってみたい!って思った壁紙もリビングなら躊躇しても、トイレなら失敗しても被害は小さいのでチャレンジしてみませんか?
    クッションフロアもおしゃれな(やりすぎると奇抜な)デザインがたくさんあるので、ぜひ使ってみてほしいですね。
    僕の自宅ではやりすぎた(笑)感はありますが、それはそれで楽しい感じなので後悔したことはありませんね。

    最後に

    トイレは小さい場所だからこそ、住み始める前に収納プランを考えておくことが大切です。限りある空間なので、できるだけ広く使うための工夫をしておきたいですね。さらに空間を飾って、おしゃれな場所にできれば、家の中で一番楽しい場所になるかもしれませんね。

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