みなさんは毎日使う洗面所・サニタリールームにどんなご意見をお持ちでしょうか?
満足していますか?それとも不満がありますか?
これから新しい住まいを検討する方は絶対に不満を抱えたくはないですよね!
この記事を読んで、実際の暮らしのイメージを掴んでもらえたり、ヒントになれば嬉しいです。
洗面所・サニタリールームが抱える3つの課題
そもそも多くの洗面所・サニタリールームには3つの大きな課題があります。
まずはその課題を把握するところから始めましょう。
洗面所・サニタリールームですることが多すぎる?
洗面所・サニタリールームでの毎日の行動を書き出してみるとこんな感じですね。
・歯を磨く
・身だしなみを整える(化粧する、髭を剃る、ヘアセットするなど)
・服を着替える(脱ぐ、着る)
・洗濯する(洗濯機をセットする、洗濯物を干すなど)
・お風呂に入る(タオルで身体を拭く、洗濯かごに入れる、パジャマを着るなど)
ポイントは、ここで挙げた行動のほとんどは家族全員がするということです。
ということは、同じタイミングで集まってしまうと使いにくくなるのは当たり前というか、イメージしやすいと思います。
特に朝はごった返しているのではないでしょうか?
注意してほしいのは、多くの行動がある=多くの収納するモノがあるということですね。
2畳程度の限られたスペースであることが多い
一般的な洗面所・サニタリールームの広さは2畳ほどになります。
上の写真のように洗面台や洗濯機を置くと、実際に使えるスペースはわずか1畳ほどしかありません。
人が動くスペースも必要なので、収納スペースはほとんどないですよね。
課題1で書いた使いにくさというのはそもそもの空間が狭いということが大きな原因なんですね。
このようにスペースに限りがある洗面所・サニタリールームではあらかじめ収納計画をしっかり立てておくことが重要です。
プライベート空間だがパブリック空間でもある
洗面所・サニタリールームはプライベートな空間として考える方が多いように思います。
でも、お客さまが手を洗う際に立ち入ることなんて当たり前にありそうです。
ダメとは言えないし、「キッチンで洗って」っていうのも僕だと言いにくいですね。
普通は家に帰ったら、洗面所・サニタリールームで手を洗うし、見られたくないのかな?って想像されるのも嫌なので。
ということで、洗面所・サニタリールームはほぼプライベートな空間、たまにパブリックな空間と考えておく方が良いと思います。
モノにあふれた生活感丸出しの状態を見せたくないし、お客さまにも使いやすい空間にできると印象も良くなりますね。
洗面所・サニタリールームの収納アイデア実例9選【収納用品編】
ここからは空間を有効に活用した洗面所・サニタリールームの収納アイデアをご紹介します。
ご紹介するのは壁に固定する収納を除き、セリアやダイソーなどの100均で購入できるアイテムを使ったものもあるので、ぜひ実践してみてください。
歯ブラシは収納用品を使ってすっきり収納♪
まずは歯ブラシの収納を3つご紹介します。
すぐに使える洗面台に置くタイプ
最近は歯ブラシ置きも磁器や珪藻土など色々な素材で作られているので、選ぶのが楽しそうです。
個人的には珪藻土製のものだと、水が溜まるのを気にしなくて良いのでチェックしています。
すぐに使える掃除が楽な浮かすタイプ
歯ブラシホルダーを洗面台背面の壁に貼りつけておくと、洗面台を拭くときに邪魔にならないし、洗面台の上もすっきりして良いですね。
隠せて掃除も楽な浮かせるタイプ
生活感の出る歯ブラシは隠したいなと思う場合は、洗面台の鏡裏スペースに隠してしまいましょう。
おすすめは扉に吸盤などで歯ブラシや歯磨き粉を吊って、さらに収納の中に珪藻土プレートを置くと、水が垂れても収納が汚れませんね。
コップは吊り下げてしっかり水切りしよう
歯磨きに使ったコップは普通に置いていると、水をしっかり切ったつもりでも、次の歯磨きのときにはコップの底に水が溜まってませんか?
これってあまり衛生的とは言えませんよね。
だから、コップは吊り下げてしまいましょう。
これもコップホルダーを使えば、簡単にできるのでおすすめです。
ドライヤーやヘアアイロンは吊り収納で取り出しやすく
[アドキューブ]
ドライヤーやヘアアイロンも吊るす収納がおすすめです。
僕は知らなかったのですが、ヘアアイロンは使用後、かなり熱くなるので、すぐに収納できないらしいです。
でも吊るす収納なら、ヘアアイロンが冷えるのを待つ必要もないので置きっぱなしがなくなりますね。
しかも壁に埋め込みタイプの収納なら、薄型で空間を有効に使えるしバッチリです!
上の写真ではパイプやフックが付いた収納を埋め込んでいますが、付いていなくても突っ張り棒とフックを使えば同じようにできますね。
歯磨きグッズや化粧品、メイク道具・ヘアアイテムも棚板部分に一緒に収納できるので、身支度がスムーズにできます。
洗面台下のストック類はボックスを使って分類して収納
洗面台の下も、ストック類保管の収納場所として使いたいところです。
ただ、仕切りもないので、どう使ったらいいんだろう?って思いますよね。
そんな時にはファイルボックスや収納ケースを使った収納が整理整頓しやすくおすすめです。収納スペースに適度に合ったボックスも意外とあるので、無駄なスペースがなくなります。
日用品のストック類をサイズや種類ごとに分類しておくと、使いたい時にすぐ取り出せますよ。
洗濯ネットや洗濯バサミは隙間スペースを使って収納
洗濯ネットや洗濯バサミなどの生活感満載の細かなモノってたくさんありますよね。
できるだけ洗濯機の近くに置きたいはずなので、隙間スペースをうまく使いましょう。
ずばりケースを洗濯機の横にくっ付けてしまえばいいんです。
上の写真ではメールボックスとフックを使って収納していますが、洗濯機の横に直接取り付けられるマグネット式の収納ボックスもありますのでチェックしてみてください。
洗濯機と洗面台もしくは壁の微妙な隙間スペースがあるので、そこをうまく工夫して使いましょう。
[アドキューブ]
他にも壁に埋め込みタイプのスリムな収納だと省スペースになります。
奥行きが浅い収納ボックスを活用すれば洗濯ネットなどもコンパクトに納まります。使用頻度の高いアイテムだけをまとめて手元に収納しておくことで、必要なものがサッと取り出せ、家事効率もアップしますよ。
使い勝手や収納量に合わせて選びたいですね。
タオルやハンガーは洗濯機上のデッドスペースを有効活用
[ランドリー可動棚]
洗濯機のまわりにはランドリーラックが一般的ですが、グラグラして安定しないし、地震があると絶対倒れるので危険です。
おすすめは上の写真のようにしっかりと壁に固定した、金物を使った収納スタイルです。
収納棚には洗剤ボトルはもちろん、その日に使うフェイスタオルの仮置きに使ったり、洗剤類のストックスペースとして使えるし、パイプにはハンガーやスプレーを掛けられます。
洗面所・サニタリールームの収納アイデア3選【見せ方編】
収納量も大事ですが見た目にもこだわりたいですよね。
次は洗面所・サニタリールームをおしゃれに見せる方法をご紹介します。
使用する収納用品の色や素材を統一する
Photo by miru_home
カゴやボックスの色や素材を揃えると、統一感のあるシンプルな見た目になります。
こちらの実例では、木目柄の棚板とホワイト系の収納ボックスを組み合わせてナチュラルな雰囲気に仕上がっています。
ボックスごとに中身を決めてラベリングしておくと、よりわかりやすく、管理もしやすいですよ。使用製品[ランバーシリーズ+アームハング 棚柱SS]
タオルはおしゃれに見えるたたみ方に
タオルのたたみ方を変えるだけで、清潔感のあるおしゃれな印象になります。
上の写真では突っ張り棒を使って、タオルを丸めて収納しています。
たたんだタオルは取り出す際、他のタオルが崩れがちですが、丸めて収納すると崩れにくく、ワンアクションで取れるのもうれしいポイントです。
扉付き収納で生活感をシャットアウト
[ラクリア]
カゴやボックスを使ったり、タオルのたたみ方を変えたりするのも面倒くさいなら、扉や引出しを使った収納が一番です。
モノが見えないので、収納ボックスのデザインがバラバラでも気にならない上に一番すっきりするし、生活感をなくしたいなら最良の方法ですね。
ホワイトの扉でまとめると、スタイリッシュで清潔感のある空間に仕上がります。
オープン収納ではないので、ホコリなども気にせず収納できますよ。
洗面所・サニタリールームの収納アイデア6選【備え付け収納編】
ここからは、壁に固定する収納(いわゆる備え付け収納)を使ったアイデアをご紹介します。
洗濯機や窓に収納を組み合わせて一体化
[ラクエル]
洗濯機のまわりにランドリーラックを設置するのではなく、洗濯機や窓を組み込んだ収納を設置すると、空間にまとまりが出るようになります。
天井までの高さスペースを最大限に有効活用することが可能です。
また、壁に固定するので地震で倒れる心配もありませんので、安心して使えますね。
住み始めてからだと遅い?!毎日使う洗剤やタオルの収納アイデア
棚板[ラクエル]
みなさんは毎日使う洗濯洗剤や柔軟剤、バスタオルやパジャマなどの置き場所は決めていますか?
洗剤類はラック、バスタオルやパジャマは洗濯機の上ってところでしょうか?
モノの使う頻度を把握して、場所や収納方法をしっかり決めておくと、すごく便利ですよ。
もっと詳しく知りたい人は以下のリンクから読んでみてください。

洗面所・サニタリールームに家族の下着やパジャマを完璧に収納♪
フレーム引出し[ラクエル]
家族にも見せたくない下着やパジャマ・部屋着などは引出しを使った収納がおすすめです。
ひとり1段ずつで設計しておくと、みんなが使いやすくなりますね。
引出しの使い方をもっと詳しく知りたい方は下のリンクから読んでみてください。
毎日派は意外に少ない!置き場に困るバスマットの収納はコレ!
ハンガーパイプ[ラクエル]
みなさん、バスマットって毎日洗濯しますか?
調べてみたのですが、洗濯は2~3日に1回の方が一番多いそうです。
ではその間、バスマットは敷きっぱなしでしょうか?
やはり濡れたまま置いておくのはカビ・細菌などが繁殖しやすいのでおすすめしません。
使った後は乾燥させておくことが大切ですね。
だから、バスマットを干すスペースをしっかり作っておきましょう。
下部のスペースを使えば、収納スペースを圧迫することもありませんよ。
もっと詳しく知りたい方は下のリンクから読んでみてください。

湿気が気になるならバスケットを使っておしゃれに収納♪
バスケット[ラクエル]
バスケットを使うだけで、なぜかおしゃれに見えますよね。
バスケットはおしゃれに見える以外に、通気性が高いのでタオルの収納に向いていたり、臭いがこもらないことも良い点ですね。
もっと詳しく知りたい方は下のリンクから読んでみてください。
扉を上手に使った洗面所・サニタリールームの収納
開戸[ラクエル]
生活感をなくしたいのであれば、扉や引出しを使った収納がおすすめです。
でも扉だらけにしてしまったら、毎日使う洗剤が取りにくかったり、お風呂から出た後の着替えを置くスペースがなかったりします。
用途と頻度をよく考えて、隠す部分と見える部分をうまく使い分けたいですね。
もっと詳しく知りたい方は下のリンクから読んでみてください。

洗面所・サニタリールームをもっと使いやすくする間取りアイデア3選!
ここまでは限られたスペースの効率的な収納を中心にして書いてきました。
でもこれから新しい住まいを考える方には洗面所・サニタリールームを根本から見直してみましょう。
間取りからしっかり考えることで、もっと満足度の高い空間に仕上がりますよ!
洗面所・サニタリールームを広げると動線がすっきり!
Photo by tatamidani.fumiya
洗面所・サニタリールームは2畳っていう固定観念を捨てて、3畳にしてはどうでしょうか?
3畳にすると上の写真のように収納スペースもしっかり取れるので、下着やパジャマもまとめて収納できますね。
着替えを自分の部屋に取りに行く手間も省け、洗濯物の片付けも楽になりそうですね。使用製品[ランバーシリーズ+アームハング 棚柱SS]
洗面所・サニタリールームと脱衣所を分けるとこんなに便利♪
[ラクエル]
洗面所・サニタリールームですることが多すぎるっていう話を最初にしました。
そこでの課題として、誰かがお風呂に入っていると、洗面台や洗濯機が使いにくくなりがちですよね。
そこで脱衣所を独立させると、洗面台や洗濯機が使えるようになります。
脱衣所が独立していなくても、子どもが小さいうちは気にならないと思います。
でも、思春期の女の子は着替えるときに鍵を掛けたいってなると思うので、お風呂の間は誰も中に入れなくなってしまうかも知れませんね。
また、洗濯物が見えると生活感が強く出てしまうので、見た目にこだわりたい場合も脱衣所を分けておくと良いと思います。
玄関に手洗いがあれば洗面所・サニタリールームは生活感満載でも安心!
[リブニッチ]
洗面所・サニタリールームはパブリックな空間でもあるとお話ししました。
ただ限りあるスペースの中で、多くのモノの収納が必要になるので、どうしても生活感が出そうって心配になる方もいるかもしれません。
その場合は、手洗いを別の場所に設置することを検討してみましょう。
ずばり、、、玄関に手洗いを設置することをおすすめします!
そうすれば、お客さまだけでなく、家族も帰宅後すぐに手を洗えるので、室内も清潔に保てますし、より衛生的になりますね。
最後に
いかがでしょうか?
今回は洗面所・サニタリールームをうまく使った収納事例や新しい住まいの収納アイデア・間取りをご紹介しました。
洗濯・お風呂・朝の準備など多くの行動に必要な空間なので、生活感も出やすくなってしまいます。
今回ご紹介したようなアイデアをうまく組み合わせて、快適な空間にしてください!



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