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キッチン家電の置き場がない問題を解決!引き戸で隠す大型キッチン背面収納がおすすめ♪

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家を建てようと考えている方

最終更新日:

2023.04.21

公開日:

2021.04.01

bancho
この記事を書いたソムリエ
bancho
収納メーカーで製品カタログの企画・製作を担当。365日、常に収納のことで頭がいっぱい!収納のモットーは「極力床にモノを置かない!棚板にすべてのモノの定位置を作ること!」です。

キッチンバックイメージ

こんにちは!
家を建てる時にキッチンはこだわりたいポイントのひとつですよね☆
主流のペニンシュラキッチンやアイランドキッチンはキッチンの奥まで見渡せます。
キッチン用品が多いご家庭ではキッチンの背面が整理されていないと、ごちゃついてしまう場合も!
最近は様々なキッチン家電が発売されていて、用途別に家電を使っている方も多いはず。

「たくさんのキッチン家電も常時使用できる状態で収納したい!」
「さらにスッキリとさせたい♪」

こう感じている方は、どのようなキッチン収納を選べばいいのでしょうか?
今回はキッチン家電の収納にフォーカスを当てた内容でお送りします☆

目次
    もっと詳しく収納を知りたい
    新築・リフォームを検討中の方におすすめの収納コンテンツを紹介します。
    きっと家づくりの参考になるはずなので、活用してみてください。

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    キッチン収納に置きたい♪暮らしが豊かになる定番キッチン家電☆

    続々と新製品が発売されるキッチン家電。

    炊飯器、電子レンジ、電気ケトル(ポット)、トースター

    常にキッチンの定番である炊飯器、電子レンジ、電気ケトル(ポット)、トースター。

    冷蔵庫

    もちろん冷蔵庫も、キッチン家電で言えば主役級です。

    ミキサー(フードプロセッサー)、コーヒーメーカー、ホットプレート

    その他、ミキサー(フードプロセッサー)、コーヒーメーカー、ホットプレートなどご家庭の定番家電になっていることも多いですよね☆さらに、最近では用途別に特化した家電もたくさん発売されています。

    炭酸水メーカー、ホームベーカリー、電気圧力鍋

    炭酸水メーカー、ホームベーカリー、電気圧力鍋、など。
    日々の暮らしが充実するキッチン家電が数多くラインナップされています。

    大丈夫?キッチン調理家電の収納場所

    一般的なキッチン収納とはどんなものなのでしょうか?

    開戸収納+カウンター収納のタイプが一般的!

    一般的な開戸収納+カウンター収納のタイプ

    よく見かけるキッチン背面収納がこのタイプです。
    カウンターは作業台として使用できるので使いやすいタイプ。
    調理家電の近くに作業スペースが確保できて使い勝手はとても良いです。
    ただしキッチン家電をカウンターに設置すると、丸見えになり生活感が出てしまいます。

    電子レンジや炊飯器など、定番キッチン家電の設置くらいであればシンプルに収まりそうですが、今後用途別の家電が増えてくると設置場所に苦労しそうです。

    また、キッチン家電はデザインやカラー、形状がバラバラなのでカウンターの上がごちゃつきそう

    キッチン家電を隠すアイデアとは?隠すキッチン背面収納のメリットとデメリットをご紹介☆

    [フリモ][フリモ]

    さまざまなキッチン家電がいつも使えるように収納するためには、高さを使った設置場所を確保できることが理想です☆
    横一列にキッチン家電を並べるよりも2段に分けて設置スペースを確保できると収まりが良くなります。
    さらに収納前に扉があると、収納内部にモノがたくさん入っている場合でも、スッキリとした印象を常時保つことができますね☆

    キッチン家電が丸ごと納まり、扉で全てを隠すことができるのが大容量キッチン背面収納。
    メリットのある便利な機能と、注意すべきデメリットをご紹介します☆

    隠すキッチン背面収納にあれば便利な6つのメリットのある機能

    高さを利用したシェルフタイプのキッチン背面収納は、横幅が広く取れなくても大容量の収納が作れます。
    キッチン家電をたくさん常設できる収納がこれからの時代にマッチ。
    そんなキッチン背面収納のメリットになる便利な機能を6つご紹介します。

    メリットのある機能 1:重たい電子レンジが収納できる!

    電子レンジ(オーブンレンジ)

    定番の電子レンジ(オーブンレンジ)の専用棚。
    電子レンジ(オーブンレンジ)は重量があります。
    安心して置くことができる棚が必要です☆

    メリットのある機能 2:熱を持つトースターが収納できる!

    トースター

    調理時に高温になるトースター。
    耐熱性の高い棚に置きたいですよね!

    メリットのある機能 3:汚れが落ちやすい棚板を選べる!

    料理をこぼしてしまった棚板

    調理家電は料理をこぼしてしまう恐れも。
    そんなときに簡単に掃除ができて、いつも清潔に保てる収納棚が理想的です☆

    メリットのある機能 4:炊飯器やケトル(ポット)など水蒸気対策ができる!

    ケトル(ポット)

    炊飯器やケトル(ポット)は水蒸気を逃す設計になっています。
    蒸気が噴出する家電でも、安心して使える収納台が必要ですね。

    メリットのある機能 5:その他のキッチン調理家電が使える状態で収納できる!

    ホームベーカリー

    ホームベーカリーや炭酸メーカーなど、用途別にたくさんあるキッチン家電!

    カウンタータイプのカップボード

    カウンタータイプのカップボードでは、横幅が長くないとキッチン家電をたくさん設置できません。

    高さを生かしたシェルフタイプの収納なら、横幅がそこまで取れないスペースでもたくさんの家電を設置・収納することが可能です。

    キッチン背面収納 2列タイプ・3列タイプ

    例えば「2列中央2段分を家電設置棚に」、「3列中央2段分を家電設置棚に」といったように家電設置場所を集中させることも。

    電子レンジ(オーブンレンジ)、トースター、炊飯器、ケトルの定番家電以外のアイテムの設置場所をプランニングすることも可能です。

    メリットのある機能 6:冷蔵庫も収納して引き戸で全てを隠せる!

    一般的なキッチン

    「私は冷蔵庫も収納したい!」という方もいると思います。
    冷蔵庫を隠せると、生活感が一気になくなってスッキリします。

    収納[フリモ] 引き戸[グッドア] 冷蔵庫が隠せる収納収納[フリモ] 引き戸[グッドア]

    冷蔵庫がキッチン背面に収納されています。

    引き戸[グッドア] 扉を閉めて、冷蔵庫ごと隠せるキッチン収納引き戸[グッドア]

    扉を閉めて、冷蔵庫ごと隠したイメージ☆
    扉があると、急な来客のときに助かりますね♪

    隠すキッチン背面収納の3つの注意すべきデメリットとは?

    上でご紹介した6つの機能があると、すごく便利なキッチン背面収納。
    大容量収納ゆえに注意しなければならないポイントがいくつかあります。
    ここではその注意点を3つご紹介します。

    注意すべきデメリット1:蒸気が発生する家電を使う時は棚を引き出して使わないといけない

    スライドテーブル[フリモ]スライドテーブル[フリモ]

    これについては一長一短です。
    引き出して蒸気を逃がせるメリットがある反面、使用時はしばらく引き出したままの状態になってしまうデメリット。
    引き出せる棚に設置した家電を使う際は、避けて通れないポイントです。

    注意すべきデメリット2:定番のキッチン収納のように天板がないので作業スペースがない

    キッチンの作業スペース

    このキッチン背面収納には、横に長いカウンターがありません。
    作業台として使用するスペースではなく、収納がメインのスペース。
    キッチンだけでは作業スペースが足りないので、キッチン背面でも作業スペースとして使いたいという方には物足りないかもしれませんね。

    注意すべきデメリット3:収納を使うときは引き戸を開く手間がある

    引き戸[グッドア]引き戸[グッドア]

    こちらも一長一短ですね。
    収納扉があるということは、収納を隠せる。
    隠せる反面、収納を使う度に扉を開く必要があるということです。

    収納[フリモ] 引き戸[グッドア]収納[フリモ] 引き戸[グッドア]

    開け閉めを面倒に感じるかどうかは、個人差があると思います。
    人によってはデメリットとして感じてしまうポイントだと思います。

    キッチン家電の理想的な置き場所や収納方法をご紹介!

    キッチン家電の特徴に合わせて、使いやすい位置に配置しておくのが理想です。

    キッチン家電を収納する高さ


    電子レンジのように、前面に扉がある家電の使いやすい位置は床から高さ100cm〜145cm辺りです☆
    立った状態で胸元くらいの高さになります☆
    電子レンジの場合、正面から内部のモノが見やすく、両手を使って出し入れがしやすい高さになります。

    また、炊飯器や電気ケトルのように蓋を開ける家電の使いやすい位置は床から高さ60cm〜100cm辺りに配置するのが理想です♪
    立った状態で腰下の高さになります♪
    炊飯器なら上部の蓋を開けて、ご飯をよそうのにベストな高さです。

    キッチン家電の置き方

    キッチン家電の使いやすい高さイメージです。
    快適に使用できる状態でキッチン家電を設置するためには、使う時のベストポジションを想像して設置高さを決めましょう♪

    キッチン家電ごとの特徴(重量や熱、汚れに強いなど)に対応したパーツを使って、収納できるとさらに理想的です☆

    電子レンジは棚板の耐荷重値に注意!

    耐熱耐汚棚+重量用棚受[フリモ]耐熱耐汚棚+重量用棚受[フリモ]

    定番の電子レンジ(オーブンレンジ)は重量対策が必要なキッチン家電です。
    上のモデルだと重量は20kg!

    キッチン家電の中では、かなり重量のあるアイテムとなります。

    設置する棚の耐荷重は30kgを目安にすると良いです☆

    キッチン家電を置く棚は熱や汚れに注意!

    そして、家電の熱対策。
    トースターはパンなどを焼く際に高温になります!
    設置する台が燃えないだろうか、と考えたときに安心できるのが耐熱性能の高い台ですよね!

    高温になる家電も置けると安心

    耐熱耐汚棚[フリモ]耐熱耐汚棚[フリモ]

    こちらの耐熱性に優れた棚板だとトースターも安心しておけます♪

    汚れにも強い!調理の際も、サッと一拭きでいつも清潔に♪

    調理で使う電子レンジ(オーブンレンジ)やトースター、コーヒーメーカーなどの設置台。

    スライドテーブル[フリモ]スライドテーブル[フリモ]

    料理や水分がこぼれてしまう恐れも。

    スライドテーブル[フリモ]スライドテーブル[フリモ]

    食材の汚れも簡単に取れると便利ですよね☆

    熱や汚れ対策が必要なキッチン家電は、次を参考にしてください。

    ・電子レンジ(オーブンレンジ)
    ・炊飯器
    ・ケトル
    ・トースター
    ・コーヒーメーカー
    ・炭酸水メーカー
    ・ミキサー(フードプロセッサー)
    ・電気圧力鍋

    炊飯器やケトル、コーヒーメーカーはスライドテーブルに♪キッチン収納の蒸気対策もOK☆

    炊飯器やケトル(ポット)は使用時に水蒸気が出ますよね!
    ホームベーカリーは炊飯器ほどではありませんが、多少の蒸気が出ます。
    蒸気が出るような家電製品は、取扱説明書などで本体から四方上部に「〇〇cm空間をあけてください。」という注意書きがあります。
    周囲のものに蒸気の影響を受けないよう、実際に隙間を確保しておかないといけません。

    耐熱耐汚棚+重量用棚受[フリモ]耐熱耐汚棚+重量用棚受[フリモ]

    炊飯器やケトル、コーヒーメーカーが置けそうな棚があっても、家電のすぐ頭上に棚板があったりするとその位置では使用できないでしょう。

    スライドテーブル[フリモ]スライドテーブル[フリモ]

    蒸気が出る家電は専用のこの棚へ置くと解決します!

    スライドテーブル[フリモ]スライドテーブル[フリモ]

    こちら、棚ごと手前に引き出して使用できる「スライドテーブル」です。
    炊飯時や湯沸時は手前に引き出すので、上部の棚板は蒸気の影響を受けることはありません。

    スライドテーブル[フリモ]スライドテーブル[フリモ]

    使用後や炊飯器が保温の状態になればスライドテーブルを奥に戻すだけ☆

    スライドテーブル[フリモ]スライドテーブル[フリモ]

    吹きこぼれや調理中に汚れることがあるので、スライドテーブルの表面は耐熱性の高いものや汚れの取りやすいものを選ぶのが理想的です!

    スライドテーブル[フリモ]スライドテーブル[フリモ]

    棚板同様にスライドテーブルの表面性能が高いと、拭き掃除はササっと楽にできます♪

    スライドテーブルにオススメのキッチン家電は、次を参考にしてください。

    ・炊飯器
    ・電気ケトル(ポット)
    ・コーヒーメーカー
    ・ミキサー(フードプロセッサー)
    ・ホームベーカリー
    ・電気圧力鍋

    レンジ周りで網棚を組み込むと便利!オーブンの角皿やハンギング収納にも♪

    網棚[フリモ]網棚[フリモ]

    また便利な収納パーツのひとつに「網棚」があります。

    網棚[フリモ]網棚[フリモ]

    「網棚」は電子レンジ(オーブンレンジ)の真上に設置すると便利になる棚板なんです!

    網棚[フリモ]網棚[フリモ]

    電子レンジ(オーブンレンジ)で使用する角皿やラップなどを置けるのですごく便利♪

    網棚[フリモ]網棚[フリモ]

    通気性が良くなるため、洗った後のお鍋やフライパンなどの収納にも良いですよ☆

    網棚[フリモ]網棚[フリモ]

    また、ワイヤーの綿材にS字フックでミトンを吊るなどアイデア次第で便利に使えます。

    網棚にオススメのキッチンアイテムは、次を参考にしてください。

    ・電子レンジ(オーブンレンジ)付属の角皿
    ・ラップやクッキングシート
    ・ミトン
    ・その他、お鍋やフライパン

    キッチン家電がたくさん設置できる☆理想的な収納プランイメージ!

    いろんなキッチン家電を上手に収納・設置できるキッチン背面収納プラン。

    収納[フリモ] 引き戸[グッドア]収納[フリモ] 引き戸[グッドア]

    このように冷蔵庫に定番キッチン家電、そして便利な用途別調理家電をキレイに収納☆
    当然、お皿やお鍋、フライパンなどの調理器具も収納できて、理想的な収納ですよね!

    引き戸[グッドア]引き戸[グッドア]

    統一感がないデザインの家電でも、引き戸で全てを隠すことができて嬉しいですね♪

    こちらは定番キッチン家電の電子レンジ、トースター、冷蔵庫が収納されているプラン☆

    収納[フリモ] 引き戸[グッドア]収納[フリモ] 引き戸[グッドア]

    収納[フリモ] 引き戸[グッドア]収納[フリモ] 引き戸[グッドア]

     引き戸[グッドア]引き戸[グッドア]

    食器やキッチンアイテムもたくさん収納できる、大型キッチン背面収納です♪
    シックなアッシュ調の木目柄で落ち着きがありますよね☆

    こちらは少し小さい収納プランです。

    収納[フリモ] 引き戸[グッドア]収納[フリモ] 引き戸[グッドア]

    明るくナチュラルな印象の木目柄の収納です。
    電子レンジやトースター炊飯器を収納している棚幅はコンパクトですが、高さを活かしてキッチン家電を設置。

    収納[フリモ] 引き戸[グッドア]収納[フリモ] 引き戸[グッドア]

    冷蔵庫も収納内部に設置☆

    収納[フリモ] 引き戸[グッドア]引き戸[グッドア]

    引き戸で収納内部を隠してスッキリ♪

    収納[フリモ] 引き戸[グッドア]収納[フリモ] 引き戸[グッドア]

    定番人気のホワイト系の収納は清潔感がありますよね☆
    キッチンアイテムの収納力も抜群です♪

    最後に

    ここまで読んでいただきありがとうございました。
    電子レンジと炊飯器、ポットがあれば暮らしが豊かになるという時代は、昔話かもしれません。
    たくさんの用途別キッチン家電を、いつも使えるように収納することがこれからの時代の豊かさに繋がっていくのかなと考えています。
    キッチン家電に興味がある人や家電の収納方法が分からない方の参考になればと思います。

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