週末などにまとめ買いすることが多い共働きのご家庭に便利なパントリー。人気間取りランキングでもいつも上位になっていますよね。
この記事では新築やリフォームを検討中の方に知っておいて欲しい、パントリーの基礎知識やポイントをわかりやすく解説していきます。ぜひ家づくりの際の参考にしていただけるとうれしいです^^
きっと家づくりの参考になるはずなので、活用してみてください。
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パントリーのメリットとデメリット
まずはパントリーのメリットとデメリット、両方をきちんと理解した上で検討していくことが大切です。
この機会にしっかり知っておきましょう^^
パントリーの3つのメリット
さて、パントリーを設置するとどんなメリットがあるのでしょうか。
様々なものをまとめて収納できる
収納スペースが増えることにより、食品ストックや使用頻度の低い食器や調理器具・調理家電、場所を取る箱買いの飲み物類などもまとめて保管することができます。
ストック類が1ヵ所に集約されているので、在庫管理もしやすいですよ。
キッチンがすっきり保てる
今まで収納する場所がなく、仕方なくキッチン周りに置いていたものをパントリーに収納することで、ごちゃつきがちだったキッチンがすっきり!
キッチンスペースを広々と使えるので、料理の作業もしやすくなります。
必要なものが探しやすくなる
収納がプラスになることで、使用頻度によってアイテムをキッチン収納かパントリーかで分類して収納することが可能に。
ゆとりを持って収納できるので整理整頓もしやすく、何がどこにあるのかを家族で共有しておけば、家事シェアもしやすくなります♪
パントリーの3つのデメリット
メリットがあれば、もちろんデメリットも。
設置する前の注意点として意識しておきましょう。
スペースを確保しなければいけない
限られた間取りの中でパントリーを作るためのスペースを確保しなければいけません。そのためには、他のスペースとの調整や兼ね合いが必要になってきます。
また収納が増えるので費用がプラスになることもあります。
間取りや設置場所によって使いにくくなる可能性も
使いやすさを目的に設置したパントリーなのに、逆に使いにくくなってしまうことも!生活動線に合わない場所に設置してしまうと動線が長くなりストレスになってしまう可能性もあります。
設置の際は、間取りや設置場所をよく考えて作ることがポイントですよ。
詰め込みすぎると使いにくくなる
収納スペースがあるからと言って、なんでもかんでも詰め込みすぎるのはNG。かえって取り出しにくくなってしまいます。
収納する一定量を決めて、きちんと整理整頓して収納していくことが大切です。
パントリーが必要な人、不要な人とは?
パントリーはどんな人にも必要、もしくはあると便利というわけではなく、それぞれの家庭のライフスタイルによって向き不向きがあるものです。
各ご家庭の暮らしに置き換えながら、考えてみてくださいね^^
パントリーが必要な人とは?
パントリーがあると便利になる方はこんな人です。
・キッチンをすっきりさせたい。
・家族で家事シェアをしたい。
パントリーが不要な人とは?
・キッチン用品を全て手の届く位置に置いておきたい。
・収納するものが少ない。
パントリーのベストな設置場所と間取りとは?
まとめ買いをした際、大量のものをキッチンまで運ぶのは結構大変ですよね。この作業がもっとラクになる、おすすめの設置場所と間取りをご紹介します♪
家のどこに設置するかで使い勝手は変わってくるので、しっかりチェックしておきましょう。
パントリーに買い物袋を運びやすくするのがマスト!
パントリーから玄関から遠いと、重たい買い物袋を持って動く距離も長くなります。だから、パントリーは玄関からできるだけ近い位置に配置したいですね。
どうしても難しい場合は、勝手口などの出入口からアクセスできないか検討してみましょう。
玄関から直結したパントリーが理想の間取り
具体的には玄関から直結したパントリーは買い物から帰宅後に荷物を最短距離で運べるので理想的です。 上の間取りでは、玄関~シューズクローク~パントリーとつなげています。
使いやすいパントリーを作る4つのポイント
パントリーの収納プランを作る際に、押さえておいて欲しい4つのポイントをご紹介。これを意識するだけで使いやすさがアップしますよ!
棚板は可動タイプがベスト!
パントリーにはさまざまなサイズのものが混在しています。
棚板を可動タイプにしておくことで、収納するものに合わせて自由に高さ調整ができ、無駄なスペースを作ることなく収納することができます。
棚板奥行は深すぎない300〜450mmに!
棚板の奥行は深すぎると、アイテムが取り出しにくくなるので、深すぎない奥行に設定するのがコツ!
奥行を300〜450mmにしておくと、手が届くので奥のものも取り出しやすく、使いやすい収納になりますよ。
キッチンまでの動線上に設置する
せっかくパントリーを作ってもキッチンから離れすぎた場所に設置してしまうと逆に動線が長くなったり、取りに行くのが面倒になってしまいます。
ですので、キッチン周りもしくはキッチンまでの動線上に設置するのがgoodです◎
収納方法に工夫を!
お米や箱買いの重たいものは下段、軽い食品ストック類は上段にするなど、収納ルールを作ることも大事。
また細かいアイテムは収納ボックスに入れてラベリングするなど、見やすく探しやすくする収納の工夫も取り入れてみましょう。
パントリーの実例をご紹介!
ここからは実際にパントリーを設置した方の実例をご紹介。ぜひ参考にしてみてくださいね♪
収納アイテムを上手に使ってスペースを無駄なく活用!
Instagram Photo by ingk_house17
収納アイテムの種類やサイズを揃え、それに合わせて棚板高さを設定することで、スペースを無駄なく最大限に活用しています。
中身やパッケージが隠せるので、たっぷり収納してもごちゃつかず、すっきりしていますね。
木目調棚板でインテリア性の高いパントリーに
Instagram Photo by shikishima_jyutaku
木目調棚板+ブラック色の棚柱を使用した、おしゃれでシックな印象の収納力抜群のL型パントリー。
お家のインテリアに合わせて収納カラーを選ぶと空間に統一感が出ます。
生活感を出さないすっきりシンプルなパントリー
Instagram Photo by greenhousing_eiken
キッチン奥に設置したⅡ型のパントリー。細々したアイテムはカラーや種類を統一した収納ボックスにまとめることで見た目もすっきり!
ゴミ箱も目線を隠せるここに一緒に収納できるのがうれしいですね。
買い物帰りがラクな動線上パントリー
Instagram Photo by siujoyo
玄関からキッチンまでの動線上に設置したウォークスルータイプのパントリー。買い物から帰ってきた際の片付けもスムーズにできます。
ここなら日用品のストック類を一緒に収納しても便利そうですね。
キッチン横のオープンパントリー
Instagram Photo by apopi_home
キッチンのすぐ横にあるワイドなオープンパントリー。家事動線上にあるので、必要なものもすぐ取りに行けて作業がスムーズ!
ボックスにラベリングしておけば、何がどこにあるかわかりやすく、探しやすいですよ。
来客時にサッと隠せる工夫!
Instagram Photo by iyarm_____
キッチン横のパントリー。カゴとホワイトの収納ボックスの組み合わせでおしゃれに収納できています。でもオープンだと、来客時に中が見えてしまう可能性も。
このようにパントリー入り口にロールスクリーンを設置しておけば、来客時など、見せたくない時にサッと隠せて便利です。
食品庫以外にも活用!パントリーの使い方新提案!
パントリーの使用用途を食料品の保管場所だけだと思っていませんか?考え方次第で、こんな効率的な使い方もできるんですよ!
防災対策にも!パントリーにローリングストックを取り入れよう
いつ起こるかわからない大地震や災害。各ご家庭でも準備しておく必要があります。そこで、パントリーに防災対策も取り入れてみましょう。
災害時のために備蓄の必要性を感じていても、実際の行動に移し、いつか来る災害のために継続することは意外と難しいものです。いざという時に賞味期限が切れていたり、量が少なかったということは避けたいですよね。
そのためにもローリングストックという考え方を知っておきましょう。
ローリングストックってそもそも何?
ローリングストックについては農林水産省が発行したガイドに以下のように記載されています。
「ローリングストック」とは普段の食品を少し多めに買い置きしておき、賞味期限を考えて古いものから消費し、消費した分を買い足すことで、常に一定量の食品が家庭で備蓄されている状態を保つための方法です。
出展:災害時に備えた食品ストックガイド 農林水産省(2019年3月)
実際に必要な備蓄や量は上記のガイド(リンクから飛べます)に詳しく書かれているので省きますが、基本的には備える→食べる→補充するを繰り返す流れになります。もちろん非常食を準備しておくことも大切なことではありますが、日々の消費の中で備蓄していくことが ローリングストックのポイントです。
非常食の置き場所に困らない!
非常食としてだけの理由で食品を保管するとなると、置き場所に迷ったり、また収納していたとしても賞味期限の管理など忘れがちですよね。
ローリングストックの考え方なら、普段食べる食品ストックの中に非常食も含めることができます。なので、非常食のみの置き場を確保する必要もなく、1ヵ所にまとめて収納できるので在庫管理や賞味期限チェックもとてもラクになりますよ。
補充・賞味期限チェックを忘れずに
ローリングストックの考え方では、一定量の貯蓄を常に保っていくことが大切です。
ですので、少し面倒ですが、ルールを決めて食品の量や賞味期限チェックを忘れずに定期的に行いましょう。
ローリングストックを取り入れたパントリー収納の3つのアイデア
ローリングストックのことは何となく分かったけど、実際にどんなパントリー収納にすれば良いか分かりませんよね。ポイントは古いものから使うことと使った分を補充することなので、具体的なアイデアをご紹介します。
表からも裏からも使えると先入れ先出しがラクラクに♪
買ったものを収納の裏から入れ、表から使うことで先入れ先出しがラクになります。コンビニのドリンクコーナーみたいな感じですね。先週買ったものよりも、今週買ったものの方が賞味期限が長いので、いちいち賞味期限をチェックしなくても良いのが僕みたいなずぼらな人間にはぴったりです!
また玄関側からもものの出し入れができるので、災害時、ものを取って逃げるという観点からも便利です。
収納ボックスを使って収納したものを見える化しよう
収納ボックスや仕切ごとにラベルを使って備蓄を分ける「見える化」収納にするのがおすすめです。
棚に収納する場合は正面から「見える化」、引出しに収納する場合は上から「見える化」することで、何がどのくらいあるかぱっと見で分かるようになるので、買い忘れも少なくなりますね。
ものの位置をわかりやすくし、家族みんなが共有できるとお母さんが一人でやっていた家事も家族みんなで分担してできるようになりますよ。
収納するのは食品だけじゃない?!一緒にあると便利な生活用品もまとめよう
食品だけでなく、日常使いできる生活用品もパントリーに収納できるようにしましょう。例えば、災害時はガスや電気・水道が使えず、調理できないことが想定できますよね。そんな時にはカセットコンロがあると温かい食事ができて嬉しいですよね♪その他にも乾電池や使い捨てカイロ・常備薬・ゴミ袋・トイレットペーパーなどは、常に一定量を家庭に置いておけば、突然の災害にも対応しやすいですね。
後悔しないパントリーをつくるための3ステップ
後悔しない住まいづくりをしていただくためには、建築図面が完成した後に収納を考えるのではなく、事前にしっかりと収納を計画しておくことが重要です。そのための3つのステップをご紹介します。
STEP01 情報を収集する
まずは収納に関する基礎知識やアイデアを見つけましょう。
自分にあった収納や、自分の知らなかった理想の収納を知ることができます。
フォロワー5万人超えのインスタグラムの公式アカウントでは家中の収納をフルラインナップし、ひとりひとりの生活スタイルに合った快適収納空間のご紹介や、収納アイデアをお届けしています。
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実際にインスタグラムで南海プライウッドの商品を採用していただいたユーザーの投稿をご紹介しています。
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空間やカテゴリ、商品名から目的に合わせて施工事例を検索できます。収納以外のスライドドアや天井などもご紹介しています。
目的に合わせて写真を検索できる施工事例はこちら
STEP02 カタログを見る・ショールームへ行く
興味のある収納についてもっと詳しく知るための手軽な方法は、デジタルカタログやカタログの取り寄せです。またショールームにいけば、実際に見て触れて体験できるので、より一層理解を深めることができます。
カタログを見る
オンラインで今すぐご覧いただくことも、無料でお送りすることも可能です。お手元に1冊あると、ご家族で相談される際にも役立ちます。
デジタルカタログや無料のカタログ請求はこちら
ショールームへ行く
東京・名古屋・大阪のショールームは片付け収納のプロである日本ライフオーガナイザー協会が監修しており、共家事ホームをコンセプトにリアルな生活をイメージできる体感型ショールーム(予約制)になっています。
体感型ショールームのご予約はこちら
また、お近くにショールームがない方には360°バーチャルショールームをご用意しています。
360°バーチャルショールームはこちら
STEP03 施工業者を決定し、収納プランの打ち合わせをする
欲しい収納が決まったら、最寄りの施工業者様にてご依頼ください。
お家のスペースや場所・好みの条件にあった収納を探すための、便利な収納ツールも用意しています。
施工業者様を決める
間取りのご相談や施工の依頼を行います。
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最後に
パントリーはキッチンの横にあるのが便利であり、当たり前と言えますが、この記事にあるように玄関や勝手口との距離や防災対策などもよく考えておく必要があります。そのうえで、間取りや収納量を決めておけば、さまざまな急な変化に対応できるようになりますよね。ぜひ後悔のないこだわりのパントリー収納を作ってみてくださいね!
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ぜひご利用ください。