「リビング収納、こうすればよかった!」【1000枚の図面で判明】新築・リノベで後悔しないための全知識
最終更新日:
2025.07.11
公開日:
2025.07.10
お家の新築やリノベーションを検討中の皆さん、リビングの収納計画は順調に進んでいますか?
「リビングは家族みんなが集まる場所だから、常にスッキリさせたい」「でも、モノが多くてなかなか片付かない…」そんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
実は、リビングの収納は、家づくりの後で「もっとこうすればよかった」と後悔の声が特に多い場所のひとつです。
そこで今回は、弊社が工務店・ハウスメーカー様から見積依頼のあった1000枚以上の平面図を分析した最新データをもとに、リビング収納で後悔しないためのポイントを徹底解説します。
他のご家庭がどうしているのか、どんな課題を抱えているのかを知り、あなたの理想のリビング収納を実現しましょう^^
きっと家づくりの参考になるはずなので、活用してみてください。
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1000件以上の図面から見えた!多くの家庭が抱えるリビング収納の課題と現実
まずは、最新のデータから、お家の新築・リノベーションを検討中の皆さんがどのようなリビング収納を計画しているのか、そしてどんな潜在的な課題があるのかを見ていきましょう。
造り付けテレビボードはわずか16%…多くの家庭で見落としがちな壁面収納の潜在的ニーズ
リビングの中心とも言えるテレビ周り。
造り付けテレビボードの設置率は全体のわずか16%に留まるという分析結果が出ています。
造り付けテレビボードの設置率
対象:1065物件
残りの多くのご家庭では、既製品のテレビボードを置くか、あるいはテレビボード自体がない状態だと推測できます。
しかし、テレビ周りにはDVDやゲーム機・リモコン類・配線など、意外とモノが多く集まります。
既製品では収まりきらなかったり、埃がたまりやすかったりといった課題も…。
造り付けの壁面収納は、テレビをスッキリと見せるだけでなく、こうしたリビングの「ごちゃつき」を解消し、統一感のある美しい空間を保つための大きな味方となるはずです◎。
ワークスペース(カウンター)の設置率は全体の16%。その使い方って本当に最適?
在宅ワークの普及や、お子様の学習スペースとして注目されているリビングダイニングのワークスペース(カウンター)。
実際に、全体の16%の物件でカウンターが設置されていることが分かりました 。
リビングダイニングのワークスペース(カウンター)の設置率とサイズ
対象:1065物件
特に6尺(約1.8m)のカウンターが半数以上の52%を占めています 。
「リビングの一角で仕事や勉強ができたら便利そう」と導入を検討する方は多いですが、果たしてその使い方は本当に最適でしょうか?
例えば、カウンターの奥行が足りずPC作業がしにくかったり、必要な書類や文具の収納場所がなかったり、あるいは来客時に散らかった状態を見られてしまうといった問題も発生しがちです。
せっかく設置しても「もっとこうすればよかった」と後悔しないためには、具体的な使い方まで想定した計画が不可欠です。
【衝撃の2%】キッチン前の造り付け収納の少なさが見せる、生活感の溢れやすいリビングの現実
キッチン前の空間は、リビングから見えやすく、ダイニングとキッチンをつなぐ重要な場所です。
しかし、この場所に造り付け収納を設けている物件は、なんと全体のわずか2%という結果になりました 。
キッチン前の造り付け収納の設置率
対象:1065物件
キッチン本体の背面収納は充実しているご家庭が多い一方で、キッチン「前」の空間が十分に活用されていない現状が見て取れます。
キッチン前の空間に収納が無いと、ダイニングやリビングテーブルの上に充電器や薬などの家族の共有アイテムや、お子さまのおやつ類などが散乱し、生活感あふれるリビング空間になってしまいます。
このわずか2%という数字は、多くの家庭でリビングの「隠す収納」が不足し、結果として生活感が溢れてしまう要因になっている可能性を示唆しています。
あなたの家は大丈夫?先輩施主のリアルな「失敗例」から学ぶ後悔ポイント
データからは見えにくい、実際に家を建てた先輩施主の「失敗例」を知ることは、後悔しない家づくりのために非常に役立ちます。
リビング収納でよくある「こうすればよかった」という声を見ていきましょう♪
失敗例1:「とりあえず収納を作っただけ」でモノがごちゃつく残念な結果に
これは、多くのご家庭で耳にするお悩みです。
原因の多くは、「何をどこにしまうか」を具体的に考えずに収納スペースだけを確保してしまったことにあります。
例えば、リビングに大きな収納があっても、奥行が深すぎて奥のモノが取り出しにくかったり、棚板の高さが固定されていて収納したいモノのサイズに合わなかったり…。
これでは、結局モノがきちんと収納できず、リビングに散乱してしまうことになります。
失敗例2:成長と共にモノが増加…将来を見越せなかった収納計画の甘さ
「子どものおもちゃや学用品が増え、リビング学習スペースが物で溢れてしまった…」
家族構成の変化や、お子様の成長は、リビングに持ち込まれるモノの種類や量を大きく変化させます。
お家の新築・リノベーションを計画時に、現在のライフスタイルだけでなく、5年後・10年後といった将来を見越した収納計画ができていないと、後から収納不足に悩まされることになります。
失敗例3:せっかくの造り付けなのに結局使わない…間取りと合わない収納場所
「リビングの奥に収納を作ったけど、モノの出し入れが面倒で結局リビングに置きっぱなし」
どんなに立派な収納を作っても、使い勝手が悪ければ意味がありません。
モノの出し入れのしやすさ、他の部屋や生活動線とのつながり、リビングでの過ごし方などを考慮せずに収納場所を決めてしまうと、せっかくの造り付け収納がデッドスペースになってしまうことも…。
1000枚の図面分析と失敗例から導く!リビング収納で「成功した!」と言える理想の計画
これまでの図面分析と失敗例を踏まえ、リビング収納で後悔しないための具体的なプラン提案をご紹介します!
壁掛けテレビ+テレビボードで実現する、収納力の高いスマートなリビング
[リビアス]
壁掛けテレビはリビングをスッキリと見せる効果がありますが、テレビボードがないと、周辺機器や配線の収納に困ることがあります。
収納付きの造り付けテレビボードにすることで、テレビ周りの空間を最大限に活用し、収納力とデザイン性を両立できますよ◎。
配線を隠したり、ゲーム機やルーターなどをスマートに収納できるプランは、機能的かつ美しいリビングを実現する鍵となります。
収納を兼ねたワークスペース(カウンター)で、リビングをもっと多機能に
[リビアス]+[アートランバー]+[アームハング棚柱SS]+ [アドキューブ]
リビングの一角に設置したワークスペース(カウンター)。
在宅ワークや子どもの学習スペースとしても便利なスペースですが、そこで使うモノの収納場所がないと、モノが出しっぱなしになってしまい、ごちゃついた印象になってしまいます。
そこで、カウンターと一緒に壁面収納を設置すれば、必要な時にサッと取って片付けられるので、モノが散らかりにくくカウンターを広々と使えます◎。
例えば、カウンター正面・側面の壁面に、可動棚や有孔パネル、コンパクトなニッチ収納を設けることで、書類や文具、PC周辺機器などを使いやすく、効率的に収納できます♪
インテリアに合った収納カラーをセレクトすることで、リビングの雰囲気に馴染ませながら多機能な空間を実現します。
キッチン・ダイニング横並びの間取りに!LDKがすっきり整う可動棚収納
近年人気のキッチンとダイニングが横並びになった間取りは、配膳や片付けの動線がスムーズになるだけでなく、LDK空間を有効活用できるメリットがあります。
この配置にすることで生まれる壁面を活かし、可動棚収納を設けるをおすすめします。
ダイニングテーブルの背面にオープンな可動棚収納を設置すれば、書類や家族の共有アイテム、LDKで使うモノをまとめて収納できるため、散らかりがちなLDKを常に整理整頓された状態に保つことができます。
可動棚+お便りボードプラン
[アートランバーRタイプ]+[アームハング棚柱SS]+「有孔パネル]
可動棚に有孔パネルとパイプを組み合わせた収納プランです。
棚板や棚柱はダーク系でまとめることで、ブラックのキッチンバック収納の扉とも自然に馴染んでいます◎。
[アートランバーRタイプ]+[アームハング棚柱SS]+「有孔パネル]
可動棚エリアは家族共有の書類やモノ、LDKで使うモノを収納。
家族みんなが目に付きやすい位置にある有孔パネルは、子どものプリント類や家族間のメモなどを掲示できるお便りボードとして、ハンガーパイプは日常的に使う買い物バッグなどの定位置として便利ですよ♪
可動棚+デスクプラン
[グレインランバーRタイプ]+[アームハング棚柱SS]+ [有孔パネル]
こちらは、可動棚に有孔パネルとデスクを組み合わせたプランです。
ホワイトとグレージュをベースとした明るいインテリアに、木目調の棚板とホワイトの棚柱を組み合わせることで、ナチュラルでやさしい印象に。
[グレインランバーRタイプ]+[アームハング棚柱SS]+ [有孔パネル]
右側のエリアは家族共有の書類やモノ、LDKで使うモノを収納。
左側のエリアの可動棚には作業で使う書類や本、有孔パネルには文房具やガジェット類を収納しておけば、ちょっとした簡易的なデスクスペースとして使えますよ♪
可動棚であれば、収納したいモノの高さに合わせて棚位置を自由に変えられるので、無駄なスペースを生まず、暮らしの変化にも柔軟に対応できるのが魅力です◎。
キッチン背面収納との差別化!「あったら便利」をかなえるキッチン前の造り付け収納
[シェフモ]
リビングの生活感をなくし、常にスッキリとした空間を保つために、キッチン前の造り付け収納を検討してみませんか?
キッチン本体やキッチン背面収納とは別に、リビング・ダイニング側からアクセスしやすい位置に、リビングでよく使うモノや家族の共有物などを収納するスペースを設けることで、リビングにモノが散乱するのを防ぎます。
収納ボックスにラベリングをして出来るだけ細かく分類収納することで、取って戻す習慣が家族みんなに自然と身につきますよ♪
[シェフモ]
さらに、扉付きなので中身の収納物もスッキリ隠せて、来客時も安心^^
日々の暮らしの「あったら便利」を叶え、リビングがより快適になりますよ◎。
ただの飾り棚じゃない!実用性を兼ね備えたリビング収納のアイデア
[グレインランバー]+[イブランバー]+[ステンラダー棚受]
リビングの壁面を彩る飾り棚も、使い方次第では優れた収納スペースになります。
調査結果では飾り棚の設置率はわずか5%と低いですが 、同じオープン収納でも「見せる収納」と「実用的な収納」を両立させるアイデアはたくさんあります。
リビングの飾り棚の設置率
対象:1065物件
例えば、お気に入りの雑貨を飾るスペースと、家族が日常的に使うモノを収納するスペースを組み合わせるなど、見た目の美しさと使いやすさを両立したリビング収納を計画しましょう!
あまり目に付かせたくない実用的なアイテムは、インテリアに合うバスケットや収納ボックスを上手に活用することでおしゃれに収納することができますよ♪
リビングの散らかりを見せない!隠してすっきりテレビ裏収納
[グレインランバー]+[アームハング棚柱SS]
テレビ裏収納とは、テレビ背面の壁裏に設けられた収納スペースのこと。
「テレビ裏収納」を設けることで、散らかりがちな配線やゲーム機、リビングで使うものなどをテレビ背面の壁の向こうに隠して収納できます◎。
この収納の最大の魅力は、普段は見えない場所に、使うモノを効率よく収納できる動線を確保できる点にあります。
リビングで使う季節家電やイベントグッズ、家族共有の書類などをリビング近くにまとめて収納できるので、出し入れや片付けがスムーズに行なえますよ♪
また、可動棚収納の横にデスクスペースも一緒に設置すれば、ちょっとしたデスクワークも可能に^^
リビング側から見ると、収納物が見えにくく、視覚的にすっきり!
生活感を排除し、機能的で美しいリビングを実現する、まさに「見せない収納」の理想形です。
後悔しないリビング収納をつくるための3ステップ
後悔しない住まいづくりをしていただくためには、建築図面が完成した後に収納を考えるのではなく、間取りを決める際に収納もしっかりと計画しておくことが重要です。
そのための3つのステップをご紹介します。
STEP01 情報を収集する
まずは収納に関する基礎知識やアイデアを見つけましょう。
自分にあった収納や、自分の知らなかった理想の収納を知ることができます。
インスタグラムの公式アカウントでは家中の収納をフルラインナップし、ひとりひとりの生活スタイルに合った快適収納空間のご紹介や、収納アイデアをお届けしています。
南海プライウッドのInstagram公式アカウントはこちら
実際にインスタグラムで南海プライウッドの商品を採用していただいたユーザーの投稿をご紹介しています。
Instagramに投稿されている南海プライウッドの写真はこちら
空間やカテゴリ、商品名から目的に合わせて施工事例を検索できます。収納以外のスライドドアや天井などもご紹介しています。
目的に合わせて写真を検索できる施工事例はこちら
STEP02 カタログを見る・ショールームへ行く
興味のある収納についてもっと詳しく知るための手軽な方法は、デジタルカタログやカタログの取り寄せです。またショールームでは、実際に見て触れて体験できるので、より一層理解を深めることができます。
カタログを見る
オンラインで今すぐご覧いただくことも、無料でお送りすることも可能です。お手元に1冊あると、ご家族で相談される際にも役立ちます。
デジタルカタログや無料のカタログ請求はこちら
ショールームへ行く
東京・名古屋・大阪・香川のショールームはリアルな生活をイメージできる体感型ショールーム(予約制)になっています。
体感型ショールームのご予約はこちら
また、お近くにショールームがない方には360°バーチャルショールームをご用意しています。
360°バーチャルショールームはこちら
STEP03 施工業者を決定し、収納プランの打ち合わせをする
欲しい収納が決まったら、最寄りの施工業者様にてご依頼ください。
お家のスペースや場所・好みの条件にあった収納を探すための、便利な収納ツールも用意しています。
施工業者様を決める
間取りのご相談や施工の依頼を行います。
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後悔しないリビング収納計画で、快適な暮らしを実現するために
今回の記事では、当社が分析した1000枚以上の平面図データと、実際の施主の失敗談から、リビング収納で後悔しないためのポイントを解説しました。
造り付けテレビボードの設置率の低さや、キッチン裏収納の活用不足など、データから見えてくる潜在的な課題は少なくありません。
リビング収納は、家族のライフスタイルや持ち物の変化に柔軟に対応できるかどうかが、後悔しないための鍵となります。
単にスペースを設けるだけでなく、「何を」「どこに」「どのように」収納するか、そして将来的な変化にどう対応するかまでを具体的に計画することが重要です。
ぜひ、この情報を参考に、あなたの家族にとって本当に使いやすく、生活感をなくしてスッキリと暮らせる理想のリビング収納計画を立ててくださいね^^






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