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ファミリークローゼットを洗面脱衣室の近くに配置して、快適な動線を実現しよう!
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家を建てようと考えている方

最終更新日:

2019.09.12

公開日:

2019.04.26

くっしー
この記事を書いたソムリエ
くっしー
収納専門メーカーで働きはじめ10数年。正直、片付けは苦手ですが、きれいな家をキープしやすい間取りや動線を日々考えています。仕事ではWEBコンテンツのディレクションやショールームなどを担当しています。みなさんの新しい生活の参考になる情報を発信していきます!

今回のテーマはファミリークローゼットです。
みなさんはファミリークローゼットにどんなイメージをお持ちでしょうか?
「最近よく聞くけど、具体的に何がどういいの?」って感じてるのではないでしょうか。
この記事ではファミリークローゼットの何がどういいのかを詳しくお話ししていきます。

目次

    ファミリークローゼットってなんで必要なの?

    そもそもファミリークローゼットとは言葉の通り、家族みんなで使うクローゼットです。
    簡単に言えばそういうことですが、じゃあ何のためにみんなで使うの?ってなりますよね。
    だから、ファミリークローゼットを設置する意味からお話ししていきます。
    では、まず最初にみなさんの毎日の動線を3つイメージしてみましょう。

    帰宅動線

    1つ目は帰宅動線。

    仕事から自宅に帰ってきた後、どんな行動になりますか?
    例えばこんな感じでしょうか。

    靴を脱ぐ→バッグを置く→アウターを脱ぐ→手を洗う→仕事着を脱ぐ→部屋着に着替える→・・・

    ここで質問です。

    バッグはどこに置いていますか?
    アウターはどこに置いていますか?
    仕事着や部屋着はどこに置いていて、どこで着替えていますか?

     

    どうでしょうか?
    しっかりと場所が決まっていますか?
    下の写真のように適当なところに置いていたり、あっちこっちに動きまわったりしていませんか?

    ファミリークローゼットを設置すると、このあたりの課題が解決します。

    洗濯動線

    2つ目は洗濯動線。

    洗濯はどんな流れでやっていますか?
    さきほどと同じように例を挙げてみると、こんな感じですかね。

    洗う→干す→取り込む→畳む・掛ける→しまう

    乾燥まで洗濯機でする方は「干す」がなくなりますが、取り込んだ洗濯物をハンガーに「掛ける」が増えますね。

    また質問です。

    どこで干していますか?
    どこにしまっていますか?

     

    重い洗濯かごを持って、2階に上がってませんか?
    洗濯物をしまうのにあっちこっちに動きまわったりしていませんか?

    ファミリークローゼットを設置すると、こんな課題も解決します。

    出勤動線

    3つ目は出勤動線(2階建)。

    出勤前の準備はどんな流れでやっていますか?
    同じように例を挙げると、こんな感じですね。

    顔を洗う(1階)→着替える(2階)→身だしなみを整える(1階)→朝ごはんを食べる(1階)→歯を磨く(1階)

    人によって着替えや歯磨きなどのタイミングは異なりますが、行動内容としては同じだと思います。
    またまた質問です。

    どこで顔を洗っていますか?
    どこで着替えていますか?

     

    1階と2階を行ったり来たりしていませんか?

    ファミリークローゼットを設置すると、この課題も解決します。

    まとめると、ファミリークローゼットは単なるクローゼットではなくて、帰宅動線や洗濯動線、出勤動線などの毎日の動線をすっきりさせるためのクローゼットと言えます。

    ファミリークローゼットの使い方

    次はここまでに書いた帰宅動線、洗濯動線、出勤動線を例にファミリークローゼットの使い方を説明しますね。

    帰宅動線

    まずは帰宅動線の場合。
    ここまでに書いた帰宅後の行動にファミリークローゼットなどの場所を加えて書いてみます。

    靴を脱ぐ(玄関・シューズクローク)→バッグを置く(ファミリークローゼット)→アウターを脱ぐ(ファミリークローゼット)→手を洗う(洗面脱衣室)→部屋着に着替える(ファミリークローゼット)→脱いだ服を洗濯かごに入れる(洗面脱衣室)・・・

    間取りにすると、このようになります。

    こうすると、ファミリークローゼットと洗面脱衣室だけの行き来で済むようになります。
    着替えるために2階に上がることもないし、適当なところにモノを置くこともなくなります。

    洗濯動線

    次は洗濯動線の場合。
    同じように洗濯の流れにファミリークローゼットなどの場所を加えて書いてみます。

    洗う(洗面脱衣室)→干す(屋外)→取り込む()→畳む・掛ける(ファミリークローゼット)→しまう(ファミリークローゼット

    間取りにすると、このようになります。

    ファミリークローゼットに洗濯物をしまえると各部屋にしまう必要がないので、動線が単純になります。
    またファミリークローゼットに勝手口を設置しておけば、最短距離で干した洗濯物をしまえるし、わざわざ各部屋にしまうこともなくなります。
    一時置きスペースにして、あとは「自分で部屋に持っていってね!」でも良いですね。

    出勤動線

    最後に出勤動線(2階建)の場合。
    同じように出勤前の流れにファミリークローゼットなどの場所を加えて書いてみます。

    顔を洗う(1階 洗面脱衣室)→着替える(1階 ファミリークローゼット)→身だしなみを整える(1階 洗面脱衣室)→朝ごはんを食べる(1階 ダイニング)→歯を磨く(1階 洗面脱衣室

    間取りにすると、このようになります。

    ファミリークローゼットに着替えを置いておくと、寝室に戻らなくてもよくなります。

    ファミリークローゼットはどこに設置したらいいの?

    ここまでを整理すると、このようになります。

    帰宅動線だと、モノをしまうことと、手洗い・着替えをしやすくすること。
    洗濯動線だと、洗濯物を洗うことと、干す・しまうをしやすくすること。
    出勤動線だと、身だしなみを整えることと、着替えをしやすくすること。

     

    みなさん、もうお気づきですね?
    帰宅動線も洗濯動線も出勤動線も共通するのは、ファミリークローゼットと洗面脱衣室が近いと便利!ってことです。
    そうするとスムーズな動線になって、無駄がなくなります。
    洗面脱衣室の近くにクローゼットを配置するって、あまりイメージないかもしれませんね。
    こんなイメージになります。

    ウォールゼット ノエル3[Ⅱ型]

    上の写真では収納が分かるように、洗面脱衣室とファミリークローゼットの間の壁を半透明にしています。
    奥に見えるのがシューズクロークですね。
    シューズクローク→ファミリークローゼット→洗面脱衣室が1直線って便利そうだなって思いませんか?

    ファミリークローゼットはどのくらいの広さが必要なの?

    次はファミリークローゼットの広さについてです。
    広さを考えるには、まず決めておかないといけないことがあります。
    それは、ファミリークローゼットで何をするか、何をしまうかのふたつです。

    ファミリークローゼットで何をするか

    ファミリークローゼットにどんな機能を持たせたいのか?ってことです。
    例えば、このような行動です。

    モノをしまう

    着替える

    ファミリークローゼットに何をしまうか

    ファミリークローゼットにどんなモノを収納したいのか?ってことです。
    例えばこのようなものがあります。

    スーツや作業着などの仕事着

    パジャマやスウェットなどの部屋着

    オシャレ着、外出着

    バッグ、小物

     

    何となくイメージできたでしょうか?
    何をするか×何をしまうかでファミリークローゼットの広さは大きく変わってきます。
    多くのことをしたり、多くのモノをしまいたいってなると、広さは必要ですし、することやしまうモノを絞ると広さは重要ではありません。
    あくまで目安ではありますが、4人家族(夫、妻、子ども2人)での参考の広さを書いておきます。

    モノをしまう、着替える+仕事着、部屋着、バッグ → 2畳~
    モノをしまう、着替える+仕事着、部屋着、外出着、バッグ → 4.5畳~

    着替えをしたり、毎日使うモノを収納する場合は最低でも2畳は欲しいですね。
    外出着も収納したい場合は4.5畳以上のスペースを確保することをおすすめします。
    例えば、吊る収納メインのプランにした場合、夫婦用のウォークインクローゼットで3畳、子ども用のクローゼットで0.75畳×2=1.5畳が必要となります。
    つまり家族全体だと4.5畳のスペースが必要になるんですね。バッグや小物を多く持っている方はさらにスペースが必要になりますね。
    吊る収納について詳しく知りたい方は下のリンクから読んでみてください。

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    服を畳むより、ハンガーパイプを使った吊るす収納でLet’s時短♪
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    各部屋にクローゼットはいらないの?

    ファミリークローゼットがあれば、各部屋のクローゼットはいらないの?って思うかもしれません。
    ここまで読んでいただいたみなさんはもうお分かりですね?
    答えは、必要な人もいれば、不要な人もいるが正解です。(笑)
    理由はこれまでお話ししてきたように、ファミリークローゼットに何を求めるか?で変わってくるからです。
    例えば、全ての衣類・小物をしまうのであれば不要ですし、日常使うモノだけをしまうのであれば必要になります。

    間取りを決める前に収納計画を考えよう!

    ファミリークローゼットを考えるにあたって、もうひとつ大きなポイントがあります。
    それはみなさんの考える理想のファミリークローゼットを実際の家の大きさ、間取りに反映しないといけないということです。

    家を建てるときにはそもそもの土地の大きさや予算などが決まりますよね。
    例えばファミリークローゼットに多くのモノをしまいたい場合、広さは4.5畳以上は必要です。
    収納計画を後回しにすると、「スペースが取れなくて狭くなった!」って確実になりますよ!
    狭くなるだけならまだ良くて、そもそもファミリークローゼット自体が作れなくなる可能性もあります。
    だから、間取り段階から新しい暮らしを具体的にイメージしておかないといけないんですね。
    具体的なイメージっていうのは、どこでどんな行動をするのか?やどこに何をしまうのか?などです。
    みなさんにとって、何を優先すべきなのか、何を犠牲にしてもかまわないのかをしっかり考えてほしいなと思います。

    最後に

    何となくファミリークローゼットっていいのかな?って思っていた人はこの記事を読んでどう感じられたでしょうか?
    単にスペースを作るだけではなくて、そのスペースで何をするか、何をしまうかを間取りを決める前にしっかり考えておくことが大切です。
    考え抜いた結果のファミリークローゼットはみなさんの暮らしを快適にしてくれます。
    新しい住まいの間取りでは、ファミリークローゼットは洗面脱衣室の近く!を覚えておいてくださいね。

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