最近はシューズクロークを設置している間取りを多く見かけます。
シューズクロークはシューズインクロークやシューズインクローゼット、土間収納とも呼ばれますね。
そもそもみなさんはシューズクロークを設置する意味って何だと思いますか?
この記事ではシューズクロークを設置する意味から効果までお話しします。
シューズクロークは玄関収納の救世主
いきなりですが、みなさんのいまの住まいの玄関ってキレイですか?
レベル感としてはキレイ=お客さまがいつ来ても、すぐに案内できるとしましょう。
けっこうな割合で、すぐ案内できないって思ってるんじゃないでしょうか?
お客さまが来る前に、もしかしたらインターフォンが鳴る直前まで、モノをあっちこっちに一時的に隠している人も多いかもしれませんね。
そもそもなぜキレイじゃないのか?
それは玄関にはしまいたいモノが多いからですね。
だから、たまに掃除をしてもすぐにごちゃごちゃしてしまう。。。
モノが多いけど、玄関はキレイにしておきたい。
だって、玄関は友人や知人のような親しい人だけじゃなくて、宅配業者などの初めて会う人にも見られてしまう場所ですからね。
でも普通に考えると、モノが多かったら、キレイにならないっていうのは当たり前。
それでもキレイにしておきたいっていう矛盾した思いを叶えるための手段がシューズクロークなんです。
いわば玄関収納の救世主ですね!
シューズクロークに収納したいモノってどんなもの?
モノが多いのであれば、まずはいらないモノを捨てるところから始めましょう。
単純な話ですが、とても大切なことです。
玄関をキレイにするには、まずはここがスタートです。
モノの持ち方や片付け方は別の機会にお話しするとして、ここではいらないモノを捨てたとして進めますね。
いらないモノを捨てても、玄関にはたくさんのモノがあります。
捨てられないわけではなくて、必要だから置いているわけですよね。
ではまず、玄関に置くものを書き出してみましょう。
靴
4人家族だと約40足の靴を持っています。(2018年自社調べ)
しかもこれは家族の年齢に問わずほぼ一定だから、40足は常にあると考えましょう。
靴の数ってどんどん増えそうなイメージがあったのですが、意外な結果だと思いませんか?
傘
1世帯あたり5本以上の傘を持っています。(2018年自社調べ)
傘=傘立てで、当たり前のように玄関に置いてるんじゃないでしょうか。
でも、傘立てって玄関にあると邪魔じゃないですか?
レインコート
1世帯あたり約2着のレインコートを持っています。(2018年自社調べ)
子どもの通学用、もしくはパパやママの自転車やバイク通勤といったところでしょうか。
みなさん、雨に濡れたレインコートはどこで乾かしてますか?
アウトドア用品
キャンプだとテント、タープ、チェア、クーラーボックスなど欠かせないモノがたくさんあるし、ハマればハマるほど、どんどん増えていくアウトドア用品。
しかも、かさばるモノが多いから、置き場を確保するのもひと苦労。
スノーボードやスキー板
ウィンタースポーツをやる人なら、スノーボードやスキー板は必要。
でも冬しか使わないし、長いのに折りたたむこともできない困りモノですね。
ゴルフバッグ
大きすぎるゴルフバッグなどはクルマのトランクに置きっぱなしになってるんじゃないですか?
トランクを本当に使いたい時に、使えないなんてこともありそうですね。
外遊び用品
かわいい息子や娘と遊ぶために買ったボールや砂遊びグッズなど。
玄関に置きっぱなしになっていたり、適当なとこににひっかけたりしていませんか?
ベビーカー
ベビーカーのない子育てなんてありえないですよね。
でもベビーカーを置けるスペースってどこにあるんだろう?って思いませんか。
みなさん、どこに置いてますか?
ゴルフバッグみたいにクルマの中だったりして。。。
防災用品
毎年予想もしない自然災害が起きていますよね。
「明日は我が身」って感じている人も多いと思います。
万が一に備えて、玄関に防災用品を置いてる人もいるのではないでしょうか。
ここに書き出したモノ以外にも、玄関に置いているモノはきっとあると思います。
それは単純に不要なモノじゃなくて、必要なモノですよね。
でも収納場所がどうしても足りない。
普通の玄関収納だと、靴以外の外で使うモノは全然入らない。
だからといって、趣味のアウトドアやスポーツ用品を減らすのは違いますよね。
玄関は空間や収納の大きさのわりに、モノが多いっていう課題があるんですね。
シューズクロークのメリットとデメリット
玄関収納の救世主とも言えるシューズクロークのメリットとデメリットを整理していきましょう。
メリット 後付け収納に比べて収納量が段違い!
玄関のモノの多さを解決するには、玄関収納だけでは絶対に不可能です。
普通の玄関収納は靴を収納することが目的なので当たり前ですね。
だから、玄関とつながるシューズクロークの設置を強くおすすめします。
シューズクロークとは、玄関のウォークインクローゼットと言えます。
下の写真のように、玄関の横に土間つづきの部屋をつくるイメージです。
ウォールゼット エノーク2[I型]
そうすれば、靴以外の傘・アウトドア用品・スポーツ用品・子ども用品などをまとめて収納できるようになります。
そもそも玄関にモノを置かないから、いつお客さまが来ても、すぐに案内することができるようにもなりますね。
仮にモノが出ていたとしても、シューズクロークに一時的にぶっこめば何とかなります。(笑)
ウォールゼット エノーク2[I型]
仮にシューズクロークがなかったら、どこにモノを置くのか?
おそらく外に物置を設置したり、室内に持ち込む必要が出てくるんですね。
個人的には外の物置に大切なモノを置くというのは、気持ち的にもセキュリティ的にも選びたくない方法ですね。雨の日とか取りに行くのも面倒ですし。。
また室内に持ち込むというのも手間が掛かるし、他の場所が狭くなるので、シューズクロークは絶対に必要と言い切ります!
デメリット 玄関が広くなる(坪単価が上がっても満足度大)
シューズクロークを設置する唯一のデメリットはシューズクロークがない場合に比べて費用が掛かるということです。
玄関の横に別の部屋を作るので当たり前ですが、間取りがほぼ決まっている場合は変更しにくい部分になってしまいます。
だから、ここまでの記事でシューズクロークが必要かもと感じてくれた人には、設計段階からシューズクロークの設置ありきで進めることをおすすめします。
シューズクロークを設置する分、他のスペースが狭くなってしまいますが、それでもシューズクロークは必要です。
僕自身は家を建てる時に、シューズクロークは設計のヒアリング段階から入れていましたし、設置を後悔したことも一度もありません。
もっと広くすれば良かったっていう逆の後悔ならありますけどね(笑)
シューズクロークはどのくらいの広さが必要?
ここまででシューズクロークがあると便利!ってことはイメージできたのではないでしょうか。
そうすると、次はどのくらいの広さがあればいいの?ってなりますよね。
ドアや窓の位置、種類によって、収納の取り付けられる量が変わってくるので○畳あれば大丈夫とは言い切れませんが、4人家族を想定するとこんな感じを目安にしてもらうといいと思います。
・靴+外で使うモノを収納したい⇒2畳以上
・靴以外の外で使うモノのみを収納したい⇒1畳以上
理想は3畳以上とれると、自転車やベビーカーも畳まずににしまえるから、セキュリティ面でも実用面でも安心できますね。
基本的には2畳以上をベースに考えると、使い勝手の良い収納スペースになると思います。
1.5畳は外で使うモノの収納に制限が出たり、別に物置が必要になるかもしれません。
どうしても1畳しか取れない!っていう方は、外で使うモノだけに割り切って、靴はシューズクロークとは別に箱型の玄関収納を設置しましょう。
ただ、このあたりは目安ですし、上にも書いたようにドアや窓によっても変わってくるので、詳しく知りたい方は下のリンクから別の記事を読んでみてください。
シューズクロークを使いこなすアイデア8選
ここまででシューズクロークを設置する意味や効果をお伝えしてきましたが、ここからは具体的な収納方法を8つ紹介します。
アイデア1 掃除嫌いの主婦の味方♪洗える樹脂棚板を使おう!
靴には泥で汚れたり、雨に濡れたりすることって当たり前にありますよね。
木質棚板だと汚れても洗えないし、水分がしみ込むと棚板が変形する可能性があるので止めておきましょう。
樹脂棚板なら汚れをふき取りやすく、水洗いもできるのでおすすめです。
どれくらいの収納量があるのかや必要な枚数など、もっと詳しく知りたい人は以下のリンクを読んでみてください。
アイデア2 大きなアウトドア用品やおもちゃもすっきりシューズクロークに収納
ウォールゼット エノーク2
靴は樹脂棚板での収納をおすすめしましたが、シューズクロークには靴以外に収納したいモノがたくさんありますよね。
まとめて樹脂棚板におけば良いかというと、そういうわけではないんですね。
靴くらい軽ければ良いですが、アウトドア用品やスポーツ用品など重さのあるものには木質棚板を使いましょう。
耐荷重性能も十分にあるので安心して収納できます。
ただ、必要な棚板の枚数などは持ち物に合わせて考える必要があるので、もっと詳しく知りたい人は以下のリンクを読んでみてください。
アイデア3 レインコートやアウターをシューズクロークに収納すればこんなに便利♪
スライドハンガー[ウォールゼット エノーク2]
雨の日の通勤や通学に使ったレインコートや日常使いのアウターの収納場所は決まっていますか?
濡れたレインコートは乾くまで邪魔でしょうし、花粉が付着したアウターは室内に持ち込みたくないですよね。
レインコートやアウターはシューズクロークに収納場所を作ると、とても便利です。
具体的な使い方をもっと詳しく知りたい人は以下のリンクを読んでみてください。

アイデア4 印鑑や鍵などをシューズクロークに収納する画期的なアイデア
回転トレー[ウォールゼット エノーク2]
キーケースやペン、印鑑など玄関に置いておきたい細々としたモノってありますよね。
普通はカゴを買って収納していると思うのですが、専用パーツを使えば収納に組み込めるようになります。
収納のデッドスペースを使って小物を収納できるので、とても効率的です。
もっと詳しく知りたい人は以下のリンクを読んでみてください。

アイデア5 タイヤが汚れるスーツケースはシューズクロークに収納するのがベスト!
ウォールゼット エノーク2
シューズクロークに収納したいモノは同じ大きさではありません。
特にアウトドア用品やスポーツ用品、スーツケースなどは大きくかさばりますよね。
こういったモノを上手に収納するためには「収納プランの形」がとても大切です。
どれくらいの大きさのモノを収納したいのか事前に知っておきたいですね。
もっと詳しく知りたい人は以下のリンクを読んでみてください。
アイデア6 型崩れなしでブーツを収納できる画期的な方法
上吊ハンガーパイプ+ブーツハンガー[ウォールゼット エノーク2]
みなさんはブーツをどう収納していますか?
型崩れしにくいブーツなら土間や棚板に置けばよいですが、ミドルブーツ以上の長さになると、型崩れが気になるブーツが多くなってくると思います。
いちいち箱に入れるのも面倒でしょうし、本当は嫌だけど壁に立て掛けたりしているかもしれません。
でも、専用パーツを使うとブーツの型崩れを気にせずに収納できるようになります。
もっと詳しく知りたい人は以下のリンクを読んでみてください。

アイデア7 傘立てを不要にするシューズクローク事例♪
上吊ハンガーパイプ[ウォールゼット エノーク2]
傘は傘立てに収納するのが当たり前だと思っていませんか?
でも土間スペースを狭めるので、邪魔になってしまうし、見栄えもよくありませんね。
収納に傘立てを組み込んでしまえば、傘立てが不要になるので、邪魔にもならないし一体感が出るので見栄えもします。
ただ、傘の長さは使う人(例えば大人と子ども)によって異なるので注意が必要なので、もっと詳しく知りたい人は以下のリンクを読んでみてください。

アイデア8 シューズクロークにスリッパを収納する意外な方法
スリッパラック[ウォールゼット エノーク2]
スリッパもスリッパ立てなどに収納するのが当たり前だと思っていませんか?
でも実際使ってみると、玄関が狭くなってしまうので邪魔になってしまいます。
スリッパ立てがなくても、収納に取り付けてしまえばスリッパ立てが不要になるのですっきり収納できます。
ただ、取り付ける場所によっては使いにくくなることもあるので注意が必要なので、もっと詳しく知りたい人は以下のリンクを読んでみてください。

最後に
いかがでしょうか?
この記事ではシューズクロークを設置する意味や効果についてお話ししました。
玄関に収納すると便利なモノはたくさんありますので、みなさんの新生活を具体的にイメージするところから始めましょう。
当たり前ですが、広さによって収納するモノの種類や量に大きく違いが出てしまうので、シューズクロークに何を収納したいか?をしっかり考えてほしいなと。
玄関は家の顔と言われますので、シューズクロークを設置して、すっきりとした玄関を手に入れてください!

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