ウォークインクローゼットは近年、その便利さと機能性から、多くの家庭で取り入れられるようになっています。でも実際に設置するとなると、どのようにレイアウトすれば良いか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、間取り実例と一緒に広さ(畳数)ごとの使い方や効果的な配置方法をご紹介していきます。ぜひあなたに合う理想的なウォークインクローゼットの間取りを見つけてみてくださいね^^
きっと家づくりの参考になるはずなので、活用してみてください。
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ウォークインクローゼットとは?
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ウォークインクローゼットとは、衣類や小物などを収納するために、歩いて入れる大きな収納スペースのことで、住宅の間取り図では、「WIC」と表記されます。
一般的にはクローゼットよりも広く、多くの収納スペースを確保できるため、衣類や小物の整理収納や管理がしやすいのが特長です。
【左画像】instagram Photo by minnanoie3718
【右画像】instagram Photo by clair___home
収納部屋として通り抜けできない収納スペースを「ウォークインタイプ」、出入り口が2ヵ所あり通り抜けられる収納スペースを「ウォークスルータイプ」と言います。
住宅や部屋の広さによって畳数や形状は異なりますが、さまざまな使い方ができ、空間を有効活用できますよ^^
一般的にはウォークインタイプ・ウォークスルータイプを総称して「ウォークインクローゼット(WIC)」と呼ぶことが多いです。
ウォークインクローゼットとクローゼットとの違いは?
ウォークインクローゼットと一般的なクローゼットの違いは、主に広さや収納スペースの大きさです。
クローゼットは扉を開けて中のものを取り出す形式が一般的で、限られたスペースに収納されています。一方、ウォークインクローゼットは、クローゼットよりは広く、内部に入ってものを取り出すことができるため、スペース内で着替えや準備ができたり、アイテムが選びやすいのが特長です。
ウォークインクローゼットとファミリークローゼットとの違いは?
ウォークインクローゼットとファミリークローゼットの違いは、目的や使用方法にあります。ウォークインクローゼットは多くの場合、個人や夫婦の寝室に隣接して設置することが多く、主に個人や夫婦の衣類やものの収納と着替えや身支度スペースとして使用されます。
一方で、ファミリークローゼットは家族全員の衣類やものを集中的に収納するためのスペースであり、家族みんなが使いやすい動線を意識した場所に設置されます。
ですので、ウォークインクローゼットは個人や夫婦専用の収納スペース、ファミリークローゼットは子どもも含めた家族みんなで使う収納スペースとして、それぞれの目的をしっかり持って設計していくことが大切ですね^^
ウォークインクローゼットのレイアウトや設置場所は?間取り実例10選を紹介!
ウォークインクローゼットは収納の幅を広げ、暮らしを快適にしてくれる収納スペースですが、適切なレイアウトや設置場所を見極めなければ、利便性を最大限に活かせません。
ここからは実際の間取り例を交えながら、ウォークインクローゼットのレイアウトや設置場所を紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね♪
間取り1:狭いスペースでも設置しやすいI型ウォークインクローゼット
狭いスペースにも取り入れやすいI型のウォークインクローゼット。壁に向かって直進するレイアウトで収納物も見やすく、収納スペースを効率よく活用できます。
コンパクトなので、洋服の出し入れや管理がしやすいのもメリットですね^^
間取り2:寝室にショップのようなセミオープンのI型ウォークインクローゼット
デザイン性と機能性の両立が可能なセミオープンのI型クローゼット。完全に壁で仕切るのではなく、セミオープンにすることで開放感があり、部屋全体が広く感じられます。
お気に入りの洋服やアクセサリーをディスプレイ感覚で収納できるのも魅力です◎。
間取り3:身支度動線がスムーズなⅡ型ウォークインクローゼット
左右の壁に収納を配置し、中央の通路から両サイドの収納にアクセスできるⅡ型ウォークインクローゼット。身支度の動線がスムーズに確保できるため、忙しい朝の身支度にも役立ちます。夫婦で左右にエリア分けして使いやすいのも特長ですよ^^
間取り4:スペースを無駄なく使えるL型ウォークインクローゼット
スペースを無駄なく使い、収納力を向上させるL型のウォークインクローゼット。限られたスペースを効率的に活用するために最適です。デッドスペースを少なくし、収納スペースを効率的に確保できます。特にコーナー部分も有効に活用できるのが魅力です♪
間取り5:夫婦の衣類をしっかり収納できるコの字型ウォークインクローゼット
コの字型ウォークインクローゼットは、効率的な収納スペースの確保が特長です。クローゼット内の左右と正面に収納エリアが確保されるため、普段使いから季節物まで夫婦の衣類や小物類をたっぷり整理収納できるほか、季節家電や布団なども一緒に収納できますよ◎。
間取り6:洋服以外も収納できる子ども部屋の2畳ウォークインクローゼット
子ども部屋にウォークインクローゼットがあると、洋服以外のアイテムも一緒に収納できるので便利です。子ども部屋には洋服だけでなく、おもちゃや学用品など散らかりがちなアイテムが色々ありますよね。ひとつの場所にまとめて収納することで、お部屋がすっきり片付けやすくなりますよ^^
間取り7:廊下からもアクセスできる4畳ウォークインクローゼット
寝室からだけでなく、廊下からも直接アクセスできるウォークインクローゼットは、使い勝手の良さが魅力です。廊下から出入りできることで、1階から持って上がった洗濯物の片付けが楽だったり、ダイレクトにウォークインクローゼットに行きたい時など最短動線でアクセスできて便利です♪
間取り8:書斎と隣接した3畳ウォークインクローゼット
書斎スペースはメイクスペースとしても使えるので、ウォークインクローゼットへの動線上に設置することで朝の身支度が快適に!
寝室とは面していない、書斎を挟んだウォークインクローゼットなので、よりプライベート感が高まりますね^^
間取り9:バルコニーからもアクセスできる4畳ウォークインクローゼット
バルコニーからも直接アクセスできるウォークインクローゼットは、洗濯物の片付け作業がとってもスムーズ!バルコニーで干した洗濯物を取り込んで、そのまま最短距離でWICへ収納可能です。収納している季節物の布団類を干したい時なども、楽にバルコニーに出せますね♪
間取り10:ランドリールームに隣接した平屋の3畳ウォークインクローゼット
ランドリールームに隣接したウォークインクローゼットは、洗濯家事の効率UPが魅力です。ランドリールームや洗面室から近いので、洗濯後の衣類をすぐに収納でき、動線が短縮されます。また、無駄な移動が少なく、生活動線がスムーズになりますよ^^
ウォークインクローゼットの導入前に考えておきたいこと
さて、ここからはウォークインクローゼットを導入する前に、考えておきたいポイントを紹介していきます。
考えるポイントを前もって知っておくことで、後々のトラブルや後悔を避けられますよ。間取りや設置場所を決めていくベースとなる内容ですので、しっかり家族とも考えを話し合っておきましょう^^
家事動線や生活動線
ウォークインクローゼットの配置は、日々の動線やライフスタイルに合わせて検討することが重要です。動線が効率的に設計されていないと、毎日の洋服の出し入れがストレスになる可能性があります。
日常生活がより快適にスムーズになる、効率的な家事動線、生活動線を考えてみましょう。
収納するものや量
ウォークインクローゼットの設計時には、まず収納物の種類や量を事前に把握しておくことが大切です。把握しないまま設計してしまうと、収納物が入りきらなかったり、無駄なスペースができてしまったりということが起こってしまいます。収納物の種類と量をしっかり考慮して、ウォークインクローゼットの適切なサイズやプランを選んでいきましょう。
ウォークインクローゼットの収納量と選び方の目安
ウォークインクローゼットは、その広さやレイアウトによって収納できる量や使い勝手が大きく変わります。どのくらいの広さが必要なのか、どのような配置が最適なのかを理解することで、無駄のない収納計画が立てられますよ。基本的にウォークインクローゼットなので、主寝室に隣接し夫婦で使用することを想定しています。
それでは、具体的な広さ別の収納量と選び方について見ていきましょう♪収納量は収納の大きさやレイアウトなどでも変わってきますので、あくまで目安として参考にしてみてくださいね。
2畳のウォークインクローゼット
2畳のウォークインクローゼットは、普段使いの衣類や小物類のみを収納したい方におすすめの広さです。
コンパクトですが、普段使う衣類を収納するには十分な広さがあります。スペースの狭さを感じさせないように、収納アイデアを工夫することで使い勝手が良くなりますよ♪コンパクトで管理がしやすいのも魅力です。
3畳のウォークインクローゼット
3畳のウォークインクローゼットは、普段使いの衣類や小物だけでなく、季節物の衣類も一緒に収納したい方におすすめの広さです。衣類をまとめて管理できるので、衣替えもラクに行なえますよ^^着替えや準備を行なうプライベート空間としても活用でき、収納スペースとしても十分な広さがあります^^
4.5畳〜のウォークインクローゼット
4.5畳以上のウォークインクローゼットは、衣類だけでなく、布団や部屋で使用する季節家電など、納戸的な機能も持たせたい方におすすめの広さです。
ただ、広いスペースになるほど管理が難しくなるので、そこは要注意です!目的や使い方をしっかり家族で共有しておきましょう。
ウォークインクローゼットの設計ポイント
ウォークインクローゼットの「間取り」についてのお話しをしてきましたが、空間に設置する「収納プラン」も悩みどころではないでしょうか?
ここからは、収納プランを設計していく際の具体的なポイントについて解説していきます。ぜひチェックしてみてくださいね^^
収納スペースを無駄なく効率的に活用
ウォークインクローゼットの収納スペースを無駄なく効率的に活用することは、その使い勝手を大きく左右する重要な要素のひとつ◎。限られたスペースを最大限に利用するためには、収納のレイアウトとプランニングが鍵を握ります。
賢くレイアウトを工夫することで、無駄なスペースを減らし、効率的で使いやすいウォークインクローゼットを実現しましょう!
収納物に合わせてパイプや棚板の高さを設定
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収納物に合わせてパイプや棚板の高さを設定することは、スペースを無駄なく使うポイントのひとつです。
パーツを自由に可動できる背壁棚柱タイプの収納なら、異なる高さの収納物や衣類に合わせて棚板やパイプを調整することが可能!服の丈や収納物の変化に合わせて、可変していける収納です◎。
使用商品[ランバーシリーズ]+[アームハング棚柱SS]
使い方やアイテムに合った収納方法
[ウォールゼット ノエル3]
ウォークインクローゼットを効率的に活用するためには、アイテムごとに適した収納方法を選ぶことが欠かせません。
特に様々な特性を持つ服や小物などを整理する際には、それぞれに最適な収納方法やパーツを採用することで、使い勝手が大きく向上しますよ♪
豊富なパーツをお好みで選択しカスタマイズできるクローゼットシステム収納なら、アイテムの種類や使用頻度に合わせて、適切な収納方法やレイアウトが可能!多様なアイテムをすっきり整理収納できます^^
ウォークインクローゼットを部屋として使う
[ウォールゼット ノエル3]
ウォークインクローゼットを収納スペースとしてだけでなく、部屋としても活用することができます。ウォークインクローゼットを部屋として使うことで、スペースの有効活用や快適な生活環境の確保に役立ちます◎。
例えば、ウォークインクローゼットの一角にデスクスペースを作ることで、ワークスペースやメイクルーム、読書スペースなどちょっとしたプライベート空間として多目的に使えるようになりますよ♪
照明と換気
ウォークインクローゼットの照明や換気は快適さを保つために重要なポイントです。
適切な位置に照明を設置し、換気対策を行なうことで、使いやすさと清潔さを両立させることができますよ^^
照明の位置と種類
照明の位置と種類はウォークインクローゼットの使い勝手に大きく影響します。
全体を明るく照らすだけでなく、衣類やアイテムが陰に隠れないように配慮することが大切です。スポットライトやLED照明などを上手に活用することで、使い勝手が向上しますよ♪
換気対策で快適さを保つ
ウォークインクローゼット内は湿気がこもりやすいため、換気対策を行なうことが必要です。
湿気が溜まるとカビや臭いの原因となり、収納物に悪影響を与えることがあります。換気対策としては、ドアを少し開けて空気の流れを作る方法や、ウォークインクローゼットに窓や換気扇の設置を行ったり、湿気取り剤や除湿機を使用することも効果的です。適切な換気対策を行い、清潔なウォークインクローゼット空間を保ちましょう!
ウォークインクローゼットの間取り設計でよくある後悔とその回避方法
ウォークインクローゼットの設計は、生活の質を大きく左右します。多くの人が新築やリフォーム時に導入を考える一方で、意外な失敗も少なくありません。
ここでは、よくある後悔とその回避方法について詳しく解説していきます。
失敗しがちなポイントと対処法
ウォークインクローゼットでの失敗しがちなポイントをいくつかご紹介します。
その対処法を知っておくことで事前に防ぐことができますよ^^
サイズが大きすぎた狭すぎた
問題点: クローゼットが広すぎると使いにくい。逆に狭いと収納が不足する。
対処法: 使用するアイテムや収納したいものを考慮し、使い勝手を重視してサイズを決定する。
レイアウトの統一性
問題点: レイアウトがバラバラだと収納スペースの有効活用が難しい。
対処法: 棚板や引出しの高さを統一し、見た目の美しさだけでなく使いやすさも考慮する。
収納アイテムの見える化
問題点: 収納アイテムが見えないと整理整頓が難しい。
対処法: オープン棚板を活用したり、収納ボックスにラベリングすることで、中身が一目でわかるように工夫する。
間取りミスを防ぐためのチェックリスト
ウォークインクローゼットの間取りミスを防ぐためには、事前に詳細なチェックリストを作成し、それに基づいて確認を行うことが重要です。これにより、見落としや勘違いを防ぐことができますよ。
・収納アイテムリストを作成
・使用頻度別に配置を決定
・照明と換気計画
・収納するアイテムごとの収納方法を検討
・収納グッズの活用
・動線や使い勝手
・デザインや意匠性
チェックリストをしっかり活用して、後悔の少ない理想的な間取りを実現させましょう^^
後悔しないウォークインクローゼットをつくるための3ステップ
後悔しない住まいづくりをしていただくためには、建築図面が完成した後に収納を考えるのではなく、事前にしっかりと収納を計画しておくことが重要です。そのための3つのステップをご紹介します。
STEP01 情報を収集する
まずは収納に関する基礎知識やアイデアを見つけましょう。
自分にあった収納や、自分の知らなかった理想の収納を知ることができます。
インスタグラムの公式アカウントでは家中の収納をフルラインナップし、ひとりひとりの生活スタイルに合った快適収納空間のご紹介や、収納アイデアをお届けしています。
南海プライウッドのInstagram公式アカウントはこちら
実際にインスタグラムで南海プライウッドの商品を採用していただいたユーザーの投稿をご紹介しています。
Instagramに投稿されている南海プライウッドの写真はこちら
空間やカテゴリ、商品名から目的に合わせて施工事例を検索できます。収納以外のスライドドアや天井などもご紹介しています。
目的に合わせて写真を検索できる施工事例はこちら
STEP02 カタログを見る・ショールームへ行く
興味のある収納についてもっと詳しく知るための手軽な方法は、デジタルカタログやカタログの取り寄せです。またショールームにいけば、実際に見て触れて体験できるので、より一層理解を深めることができます。
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STEP03 施工業者を決定し、収納プランの打ち合わせをする
欲しい収納が決まったら、最寄りの施工業者様にてご依頼ください。
お家のスペースや場所・好みの条件にあった収納を探すための、便利な収納ツールも用意しています。
施工業者様を決める
間取りのご相談や施工の依頼を行います。
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収納プランセレクトツールはこちら
まとめ
今回はウォークインクローゼットの間取りや設計ポイントについてお話してきましたが、いかがでしたでしょうか?
一番重要なのは、導入前に収納したいアイテムや使い方をしっかり考えておくことです。間取りや収納アイテムの配置に悩む際は、自分の使いやすさを最優先に考えてみてくださいね♪
暮らしを快適にしてくれる、ウォークインクローゼット作りの参考になると幸いです^^
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ぜひご利用ください。